権利付最終日(権利付最終売買日)

各企業が定める権利確定日に、株主として株主名簿に掲載されていれば配当金や株主優待を取得することができます。

その権利が得られる最終売買日のことを権利付最終日(権利付最終売買日)と言う。

権利確定日より3営業日前が権利付最終日となる。

権利付最終日の大引けまでに買付を行う必要があります。

権利付最終日の翌営業日を権利落ち日と言い、権利落ち日以降すぐに該当銘柄を売却したとしても配当金や株主優待を取得する権利は獲得できる。

【2017年10月末が権利確定日の場合】

22 23 24 25 26
(権利付最終日)
27
(権利落ち日)
28
29 30 31
(権利確定日)

【2017年11月末が権利確定日の場合】

19 20 21 22 23 24 25
26 27
(権利付最終日)
28
(権利落ち日)
29 30
(権利確定日)

関連語:権利確定日権利落ち日配当金大引け

家来
財テクキングダムでも、株主優待を受けるために、権利付最終日に『第一興商』の株を購入したんですよね。
町人
権利付最終売買日の寄付(よりつき)前までに、現物買いと信用売りの成行注文を行うという、クロス取引やつなぎ売りと言われる手法で取得しました。
王様
確か株主優待の権利を取得する際、株価下落のリスクを避けるために行う方法だったな。
町人
その通りです。
ただ…。
王様
最初の取引では失敗したと。
町人
はい、現物買いの注文が遅れて5分のタイムラグを発生してしまい、結局株価が上がった分の3,000円も手数料に加えてマイナスとなってしまいました。

本来なら手数料だけで済んだのに…。

王様
最初は失敗が付きものだよ。

ただ『第一興商』は5,000円分の優待が受けられるからトータルでマイナスじゃないし、今度から気を付けてくれればいいから。

家来
私もつなぎ売りをする前に注意点が勉強できて良かったです。
町人
そう言ってもらえるとありがたいです。
王様
まぁそんなに気落ちしないで、『第一興商』は『BIG ECHO(ビッグエコー)』の優待も受けられるわけだから、カラオケで盛り上がって失敗を引きずらないようにしよう!

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