ドルコスト平均法

株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つで定額購入法ともいう。

金融商品を購入する際に、資金を分割して一定期間ごとに均等額ずつ投資する手法。

上下の値動きがある金融商品の場合、価格が安い時に沢山購入して高い時に少量購入するため、平均取得価格を下げやすい。

一度に購入するよりも高値で購入するリスクが低いのはメリット。

しかし、相場が一方向に動く場合(値上がり、値下がり)はどちらにしても損をし、また商品の底値で大量購入することができないのはデメリット。

⇒ドルコスト平均法について報告している戦略会議はこちら

王様
ドルコスト平均法は、価格が変動する商品を、定期的に一定の金額で購入していく投資の手法か。
町人
ということは僕の積立投資信託は…。
家来
はい、ドルコスト平均法の手法を用いています。

なぜなら、町人が積み立てている商品は、基準価額が変動する『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ【年2回決算型】(愛称:jreviveⅡ)』で、毎月25日に1,000円ずつ購入していますから。

王様
ただ、町人は積立金額を途中から5,000円に増額しているけどね。(笑)
家来
なのでドルコスト平均法と言えるかどうか微妙ではありますが…。(苦笑)
町人
一括で購入するよりも高値で購入するリスクが低くなるのは何でですか?
家来
一定の金額で投資をし続けると、自動的に価格が低い時は購入量が増えて、高い時は減るからです。

ちょっと具体例を挙げて説明してみます。

【例:投資信託を毎月1,000円ずつ積み立てる場合】

  • 基準価額が1万円→購入できる口数は1,000口
  • 基準価額が2万円に上がる→購入できる口数は500口と減る
  • 基準価額が5千円に下がる→購入できる口数は2,000口と増える
王様
基準価額の変動で購入量が増減するのは分かったんだけど、それと高値で購入するリスクが減るというのが繋がってこないんだけど。
家来
分かりました。
さらに詳しく説明するために、ある投資信託の商品を3つの購入パターンで比較してみます。

  1. 毎月1,000円ずつ購入(ドルコスト平均法)
  2. 毎月1,000口ずつ購入
  3. 一括で4,000円分購入

基準価額の変動は以下のとおりとして、手数料などの経費は分かりにくくなるので含まないものとします。

※スマホでご覧の方は横スクロールできます。

毎月の基準価額の変動 1か月目
(基準価額10,000円)
2か月目
(基準価額20,000円)
3か月目
(基準価額5,000円)
4か月目
(基準価額8,000円)
合計
毎月1,000円の積み立て
(ドルコスト平均法)
買付け金額 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 4,000円
購入口数 1,000口 500口 2,000口 1,250口 4,750口
毎月1,000口ずつ購入 買付け金額 1,000円 2,000円 500円 800円 4,300円
購入口数 1,000口 1,000口 1,000口 1,000口 4,000口
一括で4,000円分購入 買付け金額 4,000円 4,000円
購入口数 4,000口 4,000口
王様
せっかく比較表を作成してもらったんだけど、買付け金額の合計額や購入口数がばらばらだからよく分からないんだけど。
家来
では、1,000口購入するのにそれぞれいくら掛かったのかを比較してみます。
【毎月1,000円積み立て(ドルコスト平均法)の場合】

4,000円で4,750口購入→1,000口購入するのに約842円で済みました。

【毎月1,000口ずつ購入した場合】

4,300円で4,000口購入→1,000口購入するのに約1,075円掛かりました。

【一括で4,000円分購入した場合】

4,000円で4,000口購入→1,000口購入するのに1,000円掛かりました。

家来
このように、ドルコスト平均法を用いると平均購入単価を下げることができ、コストを低く抑えられました。
町人
本当だ。
確かに一括で購入するよりも安く買えてる。
家来
なので、ドルコスト平均法のメリットは、一括で購入また一定量を買い続けるよりもコストを低く抑える効果が期待できるということです。
王様
具体例として基準価額が上下に変動する場合で説明してもらったんだけど、右肩上がりのような商品だったらどうなの?

例えば10,000円→12,500円→16,000円→20,000円のように変動した場合。

家来
分かりました。では上記と同じ3つの購入パターンで比較してみます。
【毎月1,000円積み立て(ドルコスト平均法)の場合】

4,000円で2,925口購入→1,000口購入するのに約1,368円掛かりました。

【毎月1,000口ずつ購入した場合】

5,850円で4,000口購入→1,000口購入するのに約1,463円掛かりました。

【一括で4,000円分購入した場合】

4,000円で4,000口購入→1,000口購入するのに1,000円で済みました。

町人
あれっ?一括で購入した方が安く買えてる。
家来
そうなんです。
なので、ドルコスト平均法のデメリットは、右肩上がりで基準価額が上がっていくような、相場が一方向に動く場合だと、購入できる口数が減っていく一方となり一括で購入するよりも収益性が落ちてしまう点です。
王様
町人が積み立てしている『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ【年2回決算型】(愛称:jreviveⅡ)』も基準価額は右肩上がりじゃなかった?
町人
はい、2018年2月6日に株価が大暴落(※)したので急落した時期はありましたが、トータル的にみると右肩上がりです。
王様
だったら5,000円に増額とかじゃなくて、一括で購入した方が良いんじゃないの?
町人
今回の家来の話を聞くと一括で…とは思いますが、お金がないから積み立てるしかないんです。(苦笑)

⇒※2018年2月6日の株価大暴落について報告している戦略会議はこちら