【第17回戦略会議・投信編】ドルコスト平均法のメリットやデメリットとは、積み立て投資信託は長期投資が効果的!?

町人の積み立てている運用成績が好調な投資信託が元本割れした理由とは

王様
17回戦略会議の投信編の続きということで、次は町人の積み立て投資信託の報告をお願いします。
町人
分かりました。
家来の投資信託の報告でもありましたが、2月6日(2018年)の株価大暴落の影響を受けて、『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ【年2回決算型】(愛称:jreviveⅡ)』基準価額が大幅下落となり元本割れしてしまいました。

⇒町人が『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ【年2回決算型】(愛称:jreviveⅡ)』購入した理由とは

家来
えっ?元本割れですか?
確かに基準価額は下げてますけど、運用成績が悪い商品ではないですし、むしろ好調なはずですけど。
町人
おそらく積み立てだからじゃないでしょうか。
しかも暴落直前に積立金額を1,000円から5,000円に増額してしまったので。
王様
積み立ての金額を変えたら、それはもはや積み立てと言えるのかどうかは置いといて、増額した直後に暴落とは町人も持ってるね。(笑)
町人
はい、会議のネタになるという点では最高のタイミングでした。(笑)
王様
町人はいつから運用しているんだっけ?
町人
7月末(2017年)からなので運用して7か月目になります。
家来
ということは現在(2018年2月15日)の積立額は…。
町人
1,000円ずつ半年間、先月末(2018年1月末)から5,000円なので1万1,000円です。
王様
元本割れってどれくらいマイナスなの?
町人
昨日(2月14日)の時点で評価額は1万641円なので、マイナス359円です。
王様
マイナス359円?
350円ならすぐにプラスになるんじゃないの。
町人
そうですね。好調なら明日明後日にでも。(笑)
王様
なんだ、深刻そうに元本割れしましたって報告するもんだから、ちょっとだけ心配して損したよ。(笑)
町人
ちょっとだけですか。(苦笑)
家来
『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ【年2回決算型】(愛称:jreviveⅡ)』『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)』同様、基準価額は右肩上がりと好調ですし、今は元本割れしてるかもしれないですけど長期的に見ればプラスになるはずなので大丈夫ですよ。
町人
そうですね。調子を取り戻してくれることを願います。
家来
もし最初から5,000円で運用していたらどうだったでしょうか。
町人
計算してないので分からないですけど、おそらくマイナスにはならなかったかと。

積み立て投信の積み立て日の基準価額について考えてみました

町人
ただ元本割れと残念な状況ではあるんですが、どうせなら25日までは基準価額が上がらなければと思ってます。
家来
何でですか?
町人
毎月25日が積み立ての日だからです。

なので基準価額が低ければその分口数が増えるから良いなぁと。

王様
そんなに変わらないんじゃない?
基準価額が高いと口数は減るかもしれないけど、これまで持っている分の含み益は増えるわけだから。
町人
そうか、言われてみれば確かに。

せっかく基準価額が下がってるなら少しでも口数を増やしたいと欲張ってしまいました。(笑)

家来
その気持ち分かります。

極端な例なのであり得ないですけど、積み立ての日だけ基準価額が5,000円に下がって、翌日から20,000円以上に上がっていけば。

王様
それは極端すぎるよ。(笑)
家来
あくまで例ですから。(苦笑)
町人
ただ極端な例とはいえ、積み立ての日だけピンポイントで基準価額が下がってくれたら最高ですね。
王様
結局のところ長い目で見たらきっと平均化されるんじゃないかな。
それがドルコスト平均法だと思うし。
町人
ドルコスト平均法って言葉は何度も聞いたことあるんですけど…。
実はよく分かってないので詳しく教えてほしいです。
王様
ドルコスト平均法を知らずに積み立てていたの?(笑)
町人
そうなんですが、自分の少ないお金では積み立てるしかなかったので。(苦笑)
王様
分かったよ。ではドルコスト平均法については家来の方から説明してもらいます。
家来
私ですか?(驚)
見えないところから急にパンチが飛んできてビックリしました。(笑)
町人
よろしくお願いします。

ドルコスト平均法のメリットやデメリットとは

家来
分かりました。
簡単に説明すると、株や投資信託などの価格が変動する商品を購入する際の手法で、一定額購入法とも言います。

資金を分割して一定期間ごと均等額ずつ投資をすると平均取得単価を下げやすく、一括購入よりも高値掴みするリスクが低いのがドルコスト平均法のメリットです。

町人
う~ん、ちょっと分かりにくいですね。
家来
では具体的な数字を上げて説明を。

資金が3万円あるとして、基準価額1万円の投資信託の商品を一括で購入した場合、3万口手に入ります。

では資金を1万円ずつに分割してみましょう。
基準価額が1万円、2万円、5千円と変動しているとしたら、それぞれ1万口、5千口、2万口と手に入ります。

すると、同じ3万円の資金なのに、分割だと3万5千口購入できました。

町人
あれっ。本当だ。
5千口も増えてる。

だとすると、毎回どの商品を買うときも分割で購入した方が良いんじゃないですか?

家来
いえ、それが毎回お得になるわけではありません。

たとえば一定方向に値上がりとか値下がりする場合は、分割の方が損をしてしまいます。

王様
いわゆる右肩上がりとか右肩下がりというやつだね。
家来
そうです。
先ほどの3万円の資金を例にすると、もし基準価額が1万円、2万円、2万5千円と上がっていったら、それぞれ1万口、5千口、4千口と1万9千口しか手に入らないですから。
町人
そうなのかぁ。
一括購入もドルコスト平均法の積み立てもメリット・デメリットがそれぞれあると。
家来
なので毎月積み立ての場合、今回のようにたまに基準価額を大きく下げながら、緩やかに右肩上がりというのが理想的かと思います。

ただこういうのは、一括購入、毎月積み立て、毎月同じ口数を購入した場合で、それぞれ長期で運用してみたらどうなるのか検証してみると違いが分かって面白いかもしれません。

どの方法がより効果的なのか見えてくると思うので。

王様
さすが検証好きの家来だよ。
家来
データを取るのが好きなだけですが。(苦笑)

ドルコスト平均法の勉強にもなると思うのでちょっと検証してみます。

王様
お願いします。
ということで、投資信託も法人口座の運用に積み立て投信といろいろな種類があるし、今後の参考になるものばかりだと思うから、引き続き追いかけていきましょう。

何か動きがあったら経過報告よろしくです。

町人&家来
分かりました。