IPOの申し込みを忘れないように、ブックビルディング期間をカレンダーに記入している財テクキングダムの家来です。
上場日の初値が売出価格(購入価格)よりも大きく値上がりするケースが多いので、とにかく当てたいということでIPOについてこれまでの戦略会議で何度も取り上げてきました。
2017年6月から申し込みを始めて間もなく1年、そろそろ当たるだろうと信じてます。
というのも、SBI証券ではIPOに落選しても、次回以降に当選しやすくなるポイント、IPOチャレンジポイントが貰えるからです。
そこで今回は、SBI証券のIPO取り扱い銘柄はどれくらいあるのか、抽選方法や保有するIPOチャレンジポイントによって当選確率が上がる理由、実際にポイントを使った際の申し込みの流れなど詳しく説明したいと思います。
⇒IPOにについて報告している戦略会議はこちら
目次
IPOを申し込むなら引受幹事数が多いSBI証券がおすすめ
SBI証券のIPO、2017年上場ラストチャンス。
「ABホテル」と「オプティマスグループ」を申し込みました。
今度こそ— 家来@財テクキングダム (@zaitech_kerai) 2017年12月13日
SBI証券で申し込んだIPO「ABホテル」「オプティマスグループ」は落選…。
財テクキングダム2017年IPO当選の夢は散りました…。でも2017年度はまだ続いてますから…。次こそは。
— 家来@財テクキングダム (@zaitech_kerai) 2017年12月18日
証券会社名 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | 86 | 76 | 79 | 64 |
SMBC日興証券 | 91 | 64 | 72 | 54 |
マネックス証券 | 49 | 46 | 51 | 39 |
楽天証券 | 4 | 5 | 9 | – |
IPO抽選方法とIPOチャレンジポイントで当選確率が上がる理由
財テクキングダムでは、2018年3月末現在49ポイント貯まっています。
つまり、49回申し込んで49回落選したというわけです。(苦笑)
ただ落選してもIPOチャレンジポイントが貰えるわけだから、IPOの抽選に参加する機会が多いSBI証券の場合、それだけポイントを貯めやすいとも言えるよね。
よく考えてみたら、当たりやすいというのは聞いていたけど、それ以外のことはあまり分かっていないかも…。
では順を追って説明していきます。
【家来のMore detail room】SBI証券、IPOの抽選方法について説明いたします
SBI証券にて配分される株数のうち70%が抽選、残りの30%が抽選に外れた方のIPOチャレンジポイント数によって割り当てられます。
【例:配分される株数が10,000株だった場合】
|
割り当てはポイント数が多い順となります。
そのため、ポイントをたくさん持っているほど当選しやすくなるというわけです。
ちなみに申し込みで使用したポイントが同じ場合は、抽選によって順位が決められます。
配分数量には上限があるので、例え上記の割り当ての3,000株を1万ポイント使用して申し込んだとしても、3,000株すべて配分されるわけではありません。
またポイントのボーダーラインは発表されないので、どの企業が何ポイント必要だったかというのは分かりません。
ただ人気の高い注目の企業であれば、ボーダーラインは当然上がるため、かなりのポイントが必要となるでしょう。
なので、ここぞという企業にまとめて使用できるよう、IPOチャレンジポイントはしっかりと貯めておきたいところです。
ただ一度も当選してないので、どれくらいのポイントを使用したら当たったとか報告できないのは何とも残念です…。(苦笑)
IPOチャレンジポイントが増減するタイミング
同日締め切りだったらどちらか諦めるしかないけど。
ではIPOチャレンジポイントの増減するタイミングについて説明します。
ポイントの増減 | ポイントが増減するタイミング | |
---|---|---|
ブックビルディング申し込み | 一旦使用したポイントが減ります | ブックビルディング申し込み時 |
抽選や配分に外れた(落選した)場合 | 使用したポイントがそのまま戻り、そこに1ポイントが加算される | 抽選や配分の終了時 |
当選した場合 | 使用したポイントは戻らずに消失 | – |
補欠当選した場合 |
使用したポイントは戻らずに消失、 または使用したポイントが戻り1ポイント加算 (以下の注意事項参照) |
ポイントが加算される場合は購入意思確認期間の終了時 |
抽選や配分の対象にならなかった場合 | 使用したポイントがそのまま戻る | 抽選や配分の終了時 |
- 実際に購入した
- 購入の意思確認をしなかった
- 購入を辞退した
【補欠当選してポイントが消失する場合】
- 購入の意思確認をしたうえで、繰り上げ当選した
- 購入の意思確認をしなかった
- 購入を辞退した
【補欠当選して、使用したポイントに1ポイントが加算されて戻る場合】
- 購入の意思確認をしたうえで、繰り上げ当選しなかった
価格の申告や買付け余力の確認に関しては、また後ほどIPO申し込みの流れで詳しく説明します。
ブックビル期間中や終了後に上場延期や中止になった場合はどうなるの?
また当選や補欠当選を辞退したらポイントは戻りませんから、絶対に欲しい銘柄以外は無駄にポイントを使わない方が良いと思います。
申し込む時は注意するよ。
とくに町人は最近記憶力の低下がひどいって嘆いてるから伝えとくよ。(笑)
IPOチャレンジポイント増減の具体例
では例えば私が100ポイント(以下Pと表示)持っていたとして説明します。
同時期に募集されたZ社、Y社、X社を申し込み、その後W社に申し込んだとしてポイントの増減を見ていきたいと思います。
ちなみに買付余力は十分にあると仮定してください。
Z社のブックビルディング期間中に30P使用して申し込みました。 | (30P減って保有70Pに) |
↓ | |
続けてY社のブックビルディング期間中に50P使用して申し込みました。 | (50P減って保有20Pに) |
↓ | |
続けてX社のブックビルディング期間中にポイントを使用せず申し込みました。 | (保有20Pは変わらず) |
↓ | |
Z社の抽選が行われて落選してしまった。 | (使用ポイントに1P加算されて31P戻ってきたので、保有51Pに) |
↓ | |
Y社の抽選が行われて当選した。 (購入意思表示を行い購入が確定) |
(使用ポイントは戻らないので、保有51Pは変わらず) |
↓ | |
X社の抽選が行われて補欠当選した。 (購入の意思表示を行い、繰上抽選待ちの状態) |
(保有51Pは変わらず) |
↓ | |
W社のブックビルディング期間中に20P使用して申し込みました。 | (20P減って保有31Pに) |
↓ | |
X社は繰り上げ当選しなかった。 | (ポイントは使用しなかったので、落選した1Pのみ加算されて保有32Pに) |
↓ | |
W社の抽選が行われて補欠当選したが、購入の意思表示を行わなかった。 | (使用ポイントは戻らないので、保有32Pは変わらず) |
それにしても例とはいえ、Y社のIPOが当たって良かったね。
あくまで意思表示をしないケースを例にしたかっただけですから。
IPO申し込みの流れ
申し込みから上場日まで、以下の8項目に分けて説明していきます。
まずはブックビルディングの申し込みです。
価格がいくらになっても購入する意思がある場合、このストライクプライスで申し込みます。
後は、申込株数とIPOチャレンジポイントを使用するかどうか入力するだけです。
そして、最後に申込内容を確認して「申込」ボタンを押せば完了です。
ちなみにIPOチャレンジポイントはすべて使用したので、一旦0ポイントとなります。
買付け余力が足りない場合は抽選対象外となるので注意してください。
発行価格決定日の18時以降に確認が行われるので、それまでに入金を済ませてください。
ちなみにストライクプライスで申し込みをしていますが、必要な買付け余力は、仮条件の最高値2,200円×100株の22万円となります。
ちなみに発行価格はいくらだった?
なので、少しでも安く買いたいところですが、いつもストライクプライスで注文しています。
抽選が終了すると、「新規上場 公募増資・売出」の申し込みをした銘柄の抽選結果の欄に、「当選」「補欠当選」「落選」「抽選対象外」のいずれかが表示されます。
後は、購入意思確認をしなかった場合も同じようにポイントが消失してしまうので、申し込みしたこと自体忘れないよう注意してください。
申し込みしたことを忘れないようにというのは、この購入意思表示確認があるからか。
ちなみに購入意思表示は1回のみです。
当選株を購入する場合は「当選(補欠当選)株購入」ボタンを押し、購入を辞退する場合は「辞退」ボタンを押します。
「当選(補欠当選)株購入」ボタンを押したら、契約締結前交付書面と目論見書を閲覧します。
ちなみに購入意思株数は、当選株は減らせませんが補欠当選株は減らせます。
例えば200株で申し込んだ場合、当選したら200株購入か辞退しか選択できませんが、補欠当選は100株だけ購入という意思表示ができるんです。
ところで預り区分の「一般」というのは何?
なぜなら手続きが完了していなかったら、当選が無効になるからです。
そして、購入結果に「株数」と「預かり区分」が記載されていればすべての手続きが完了しています。
その時は、「当選・補欠当選株購入」「当選株のみ購入」「すべて辞退」のいずれかのボタンを押します。
補欠当選株購入を申し込んだ場合、表示されるのは最終的な購入結果は意思確認期間締め切り後です。
約定しなかった場合、拘束されていた買付け余力やNISA投資可能枠は戻ります。
財テクキングダムで「補欠当選」した『セラク』ですが、残念ながらこの抽選に外れて繰上当選とはなりませんでした。
ちなみに繰上抽選で当選した方にかぎり約定するわけですが、補欠当選株数未満の約定株数となる場合もあるので注意してください。
ただ特定口座を開設して、意思表示で特定預かりを選択した場合は、取得単価が上場前日まで「0円」と表示されるので注意してください。
想像すらできませんが…。
ということで、以上がSBI証券のIPO申し込みの流れとIPOチャレンジポイントについての説明です。
とにかく申し込みをしないことには当たらないわけだから、これからもよろしく頼むね。
落選したからといって何か損失が発生しているわけではないので、ひたすら当選を信じて申し込み続けます。