私は前回王様におすすめしていただいたものも含めて、投資信託の本をいろいろ読んでまいりました。
どのような商品が良いかを改めてまとめたうえで、具体的な候補も何本かピックアップしてきました。
またSBI証券の法人口座開設を申し込みましたので、あわせて報告いたします。
王様はいかがですか?
私も気になっていたので詳しく聞きたいです。
調査してみて良ければ積極的に取り入れていくし、もちろん投資信託でも良い商品があればどんどん購入していくよ。
会議を積み重ねていくたびに投資意欲は増す一方ですので、アンテナを張ってアイデアを出していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
資産運用を始める前に読んでおいて損はないおすすめ本(株式投資編)
JACK(著)『1万円を1年で100万円に!はじめての人の「株式」投資生活』
JACKさんは『0円から2億円を稼いだJACKさんのお金の増やし方入門』という本も出しているよ。
どちらの本も気になりますが、そもそもJACKさんって何者なんですか?
本では少ない金額のタネ銭を増やしていく過程が、前回の『はじめての人のための3000円投資生活』の本や毎月1万円の自己投資の特集と同じで、非常に分かりやすくて面白かったんだ。
10分の1単位のミニ株とか1株から購入できる…SBI証券のS株とかですか?
1株から購入できるものは証券会社によって名前が違うみたいだな。
これなら元手が1万円でも10株購入できますよ。
株主優待はクオカードや食事券が貰えたり、宿泊施設の割引券とか企業によってさまざまだからね。
そこで、まずは優待を受けられる単元未満株に絞って購入していくと。
で、ある程度増えたら、1株でも少し高めの銘柄や単元株を購入する次の段階へ移る、と。
単元未満株で資金を増やして単元株を購入する
でも、高額になってくればさすがに適当というわけにはいかないですよね。
JACKさんは何を参考にして単元株を購入するんですか?
東洋経済新聞社が年4回出版している分厚い書籍ですね。
でも今はWeb版やアプリもありますし、SBI証券のサイトでも口座開設していれば無料で閲覧できますよ。
便利な世の中になったもんだ。
俺たちも株式投資をする際には利用してみよう。
で、『会社四季報』を参考にして10万円以下で購入できる銘柄に絞って購入すると。
4割ならほぼ半数に近いので、業績の良い企業の単元株も結構購入できそうですね。
とはいえ資金が増えてきたばかりなら、最初は1、2銘柄しか持てないかもしれない。
だから、業績が良いことはもちろんだけど、配当が良いとか株主優待があるとかの基準を作って購入することが重要なんだ。
単元未満株と違って10万円以下とはいえ安くないですから。
単元未満株を複数持つのは、株主優待を受けるのがメインだったけど、単元株の場合はリスク回避のためだね。
来たる株式投資のために、しっかりと頭に叩き込んでおきます。
ちなみにJACKさんは具体的にどのような株をおすすめしてるんですか?
アップルとかアマゾンとか、とにかくメジャーな企業の名前が出ていた。
有名な企業であれば情報も入りやすいでしょうけど、よく分からない企業でも『米国会社四季報』を参考にすれば良いと思います。
ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場していて、国内でも取引可能な企業の情報が載っています。
【家来のMore detail room】アメリカ株を含め外国株式を取り引きする方法を説明いたします。
しかし、国内のネット証券会社なら簡単に取引することができます。
アメリカの上場企業約4,000すべての銘柄を取引することはできませんが、マネックス証券なら7割以上の銘柄を取引できます。
他にもSBI証券は約1,000銘柄、楽天証券は約900銘柄の取引が可能です。
いずれはグーグルとかヤフーの株も持ちたいよ。
あとスターバックスやコカ・コーラとかも。
投資信託でも運用にアメリカ株を含む商品がたくさんあるので、投資対象もしっかり気にして見ておきます。
ところでアメリカ株以外で現在儲けやすい株とかはないんですか?
IPO(新規公開株、新規上場株式)とは
何しろほぼ儲かるということですから。
IPOはほぼ儲かりますね。
SBI証券を調べていた際も、抽選という文字をよく目にしました。
8割以上が儲かる可能性があって安く手に入るとなれば、それは応募が殺到するわけですよ。
だから当選確率を少しでも上げるために、複数の口座を持ったり、家族や親せきに応募してもらったりする人が多いみたい。
俺の知り合いは自分と嫁さん以外に、1歳の赤ちゃんの口座でも応募するみたいだから。
でもそれだけやってもなかなか当たらないと…。
募集される銘柄によっても何ポイント必要か変わるでしょうし…。
こればかりは実際にやってみないとよく分かりません。
IPOの他にも選択肢は広がるわけだから。
私の口座はもちろん、財テクにものすごく興味がある知人もいるので声をかけてみます。
ところで、個人ではなく法人口座はSBI証券以外も検討しますか?
投資信託も取り扱い本数は多めですし、海外の投資商品が充実していたり、FXや先物取引など、今後の資産運用においても幅が広がるのではと思います。
IPOは基本的には当たらないと思っていていい…と言いながらも、何だかんだですぐに当たると思っていた王様と家来。
しかし現実は甘くなく、その後、戦略会議に加わる財テクに興味のある知人の町人とともに、IPOは本当に当たらないものだと痛感したわけで。
⇒財テクに興味のある知人、町人が登場した戦略会議はこちら
⇒IPOがなかなか当たらないと報告している戦略会議はこちら
吉川英一(著)『低位株待ち伏せ投資――10万円から始める毎年5割高ねらいの株式投資法!』
すると、タイトル通りで低位株が狙い目ということが分かりました。
割安株は、企業の業績に対して市場平均と比較して株価が安いと判断される株式や、過去の水準と比較して現在が割安と判断される株式です。
低位株は明確な分類基準はありませんが、市場全体の水準に比べて株価が低い株式のことを言います。
低位株は、業績不振の企業や、発行済みの株式がたくさんあるような大型株に多いようです。
ちょっとメモっておきますか…。
もともとポテンシャルがあって今後株価の上昇が見込めるわけだから。
でも低位株は業績不振の企業とかも含むみたいだけど、なんで狙い目になるの?
たとえば株価が10円変動したとします。
この時、1,000円の株だと変動率は1%、100円の株だと変動率が10%になります。
同じ10円の変動でも、変動率の差が出てくるということです。
低位株は大型株を除いて、時価総額が小さい株価の安い銘柄は、買われ始めると爆発的に株価が上昇します。
そのため、株価100円の低位株が1,000円になる可能性もあります。
だから低位株が狙い目だということです。
まぁ実際は値幅制限があるので、株価が10倍に上昇するには数日掛かりますが…。
なるほど。勉強になったよ。
私のような素人からすれば、株価は高ければ高いほど良いだろうと何となく思っていたので意外でした。
株価が暴落していたら、普通はこれ以上損しないようにとすぐに損切りすると思いますから。
【家来のMore detail room】ナンピンについて説明いたします。
ナンピンは「難平」と書き、簡単に言うと1株当たりの買い値の平均取得金額を下げる手法です。
例えば、運用資金200万円あったので、まずは1株10,000円の株式を100株購入しました。
しばらくたってその株価が5,000円に下がりました。
ここで損切りした場合、50万円の損失で確定します。
ナンピンは、ここでさらに買い増しします。
必ず同額買い増しする必要はありませんが、分かりやすくするために100万円分購入します。
株価は5,000円なので、この時は200株購入できました。
合計で200万円使い300株保有しているので、1株当たり約6,700円(実際は6,666円で割り切れません)と平均取得単価を下げることができました。
この後株価が平均取得単価を上回るだけ回復すれば利益が出ます。
買い増しをしないで100株持ち続けていた場合、たとえ株価が8,000円に回復しても20万円の損失です。
ところがナンピンで買い増しした場合は、300株保有しているので40万円の利益を出すことができます。
このように、売却した時の株価が購入時より下がっていても、ナンピンによって儲けることが可能というわけです。
低位株もナンピンも、しっかりと覚えておいて、いざというときには取り入れていこう。
後日、家来が王国の予算を任され資産運用をすることに。
低位株を中心に購入し、押し目買いやナンピンを駆使して運用しています。
⇒家来がナンピンした銘柄について報告している戦略会議はこちら
王様の報告、ビットコインの購入を検討中です
ただ始めたばかりだから、運用成績とかはみずほ銀行の積立投資信託と同じように、しばらく経ってからでないと報告できないけどね。
私も王様に負けないように頑張らねば!
以前確認した時と何万円も違いましたから。
数日で1ビットコインあたり10万円ほど値を下げる時もあるようなので。
確かFXをやっていてビットコインについても詳しいはずだから。
ビットコインを使用できるお店も増えてきていますし、より身近な存在になってきそうです。
町の小さな飲食店でも使えるところがあるくらいだから、国内で当たり前のように仮想通貨を利用する時代がすぐに来るかもしれないよ。
王様とその後新しく仲間に加わる町人がビットコインを購入しました。
ただ値動きが読みづらく、売却するタイミングの難しさを痛感することに。
⇒王様がビットコイン購入の報告をした戦略会議の様子はこちら
【家来のMore detail room】ビットコインを中心に仮想通貨について簡単にまとめてみました
実際に流通する仮想通貨は500種類近くある(流通していない仮想通貨を含めると600種類以上)と言われ、ネットを通じて物品やサービスの対価に使用できます。
仮想通貨なので、紙幣や硬貨はありません。
オンラインゲーム内で使用できる通貨と似ています。
アイテムを手に入れるためにはゲーム内で使用できる通貨を購入しなければなりません。
ただ、オンラインゲームの通貨は企業単位でしか使えませんが、円やドルのような国家単位の運営と同じように、仮想通貨は経済活動をスムーズに進めるために作られています。
現在、仮想通貨の中でも時価総額で他を圧倒しているのがビットコインです。
ちなみに2017年4月の時点でビットコインは220億ドル強、以下イーサリアム70億ドル強、リップル20億ドル強、ライトコイン8億ドル強と続いています。
ただ、ポリチェーン・キャピタル(仮想通貨ヘッジファンド)最高責任者によると、資金が豊富で開発が非常に進んでいるため、現在2番目のイーサリアムが2018年末までに首位に浮上する可能性があるということです。
国内では2017年の4月に施行された仮想通貨の法案によって、大手の証券会社や金融機関も参入してくると予想されています。
すでにSBIグループやGMOグループは参入を表明しており、ビットコインやイーサリアムも含めて、仮想通貨に今後も注目していく必要があるでしょう。
まず、SBI証券の法人口座開設用キットが送られてきましたので、必要事項に記入をして、本人確認用の書類などとあわせて郵送しました。
現在は口座開設手続き完了の旨を待っている状態です。
だから、今のうちにできることからどんどん進めていこう。
いつも助かるよ。
そう言っていただけるとありがたいです。
毎回よく調査してくれて、本当に助かっているよ。
より一層頑張りたいと思います。
では改めまして今回の調査報告を始めます。
前回の会議でSBI証券のおすすめポイントとして取り上げた、パワーサーチとSBI-ファンドロボを使って商品をピックアップしました。
あとロボットの質問に答えるだけのものもあったかな?
賃貸物件選びと似ていたのがパワーサーチで、さまざまな項目にレ点チェックして商品を絞っていくものです。
SBI-ファンドロボは、合計7つの質問に答えるだけで、おすすめの商品を一つピックアップしてくれるものです。
で、良さそうな商品は見つかった?
ですので良い商品だと信じてます。
それは楽しみだよ。
家来の報告、投資信託の購入候補をピックアップしてきました
SBI証券、パワーサーチ編
まず、ファンドを絞る際に6つ項目をチェックしました。
- レーティング★5または★4
- 買付手数料は無料(ノーロード)
- 信託報酬1.08%以下
- インデックスファンド
- リスクはやや高め
- シャープレシオ1.0以上
レーティングとかシャープレシオとか。
レーティングとは、SBI証券で言いますと、モーニングスター社による商品の評価です。
モーニングスター社は、日本では主に投資信託の商品の格付け評価している企業です。
本社はアメリカにあります。
過去の運用実績に対して5段階でランク分けしてまして、★が増えていくごとに評価は高く、最高評価は★5つです。
次にシャープレシオですが、これは投資のリスクに対するリターンの大きさを示す指標で、数値が高ければ高いほど投資効率が良い商品ということです。
次回までに調べてまいります。
レ点チェックをする際に、シャープレシオは5つの値で分かれていたので、数値が高いほど良いということから、上から2番目の1.0以上を選んでみました。
あとは、信託報酬は低い方が良いということで、一番低い0.54%以下をチェックしようと思いましたが、商品の数が6本になるので、少しだけ幅を広げて1.08%以下にしました。
結構日経平均株価をベンチマークとする商品が多いので、商品名は似てしまいますね。
また、2017年5月12日時点でSBI証券全体の販売ランキングも2位ということで選びました。
ましてや販売ランキング2位で多くの人が買っているなら安心だよ。
新興国株式市場は現在世界23カ国の株式で構成されていますが、その中のアジア8カ国の株式で構成されたものがアジア・インデックスです。
それで、『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』を選ぶ決め手となったのは?
信託報酬も0.648%と、他との比較でもそれほど高くなかったので選びました。
というわけでパワーサーチは以上です。
上記の候補のうち、『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』は実際に購入して運用しています。
海外の新興国株式なのでリスクもありましたが、運用成績は悪くなく基準価額は右肩上がりです。
⇒『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』の運用成績など商品詳細データはこちら
⇒『ニッセイ日経225インデックスファンド』の商品詳細データはこちら
SBI証券、SBI-ファンドロボ編
ファンドロボの質問に対する回答は割愛しますが、リスク最大の積極運用で探しました。
まずは『日本新興株オープン』です。
SBI-ファンドロボはパワーサーチと違ってインデックスファンドと指定できないので、アクティブファンドも含まれてきます。
なので、おすすめとはいえ少々問題が…
販売手数料が3.24%で信託報酬が1.6416%です。
販売手数料も必要だし。
それでも候補として残したのは運用成績が良いから?
実はこの商品は、1996年末に運用開始後、基準価額が2000年には一時2万円以上まで上がりましたが、その後低迷が続いて2012年ごろには4千円前後まで落ち込んでいたんです。
そこから一気に右肩上がりとなって、2017年5月末の時点で1万8千円まで上昇しています。
アクティブファンドの中でも優秀な商品と言えるのかな?
先ほどの『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』のシャープレシオは1.80でしたが、この『日本新興株オープン』も1.78と良い値です。
では他の候補は?
それが『J-Stock アクティブ・オープン』です。
SBI-ファンドロボはインデックスファンドが嫌いかな?
ただ、インデックスファンドは日本の投資信託全体の1、2割ほどしかありません。
なので、おすすめを一つに絞る場合はアクティブファンドになるのではないでしょうか。
インデックスファンドをおすすめする専門家が多いから、何となく商品も多いと思っていたけど、実は商品のほとんどがアクティブファンドなんだね。
ところでその、ジェイストック(J-Stock)というのは初めて聞いたけど何?
ただ、運用方針は新興市場で取引される株式へ投資となっているので、J-Stock銘柄中心の運用というのが正確かもしれません。
ちなみにこの『J-Stock アクティブ・オープン』は、信託報酬は1.62%ですが、販売手数料は無料でノーロードです。
あとは運用成績次第だな。
2003年11月に運用が開始されて、2004年7月には1万7千円以上になりましたが2009年ごろには4千円近くまで落ち込みました。
そこからしばらく低迷が続き、2013年ごろから右肩上がりとなって、2017年5月末時点で2万2千円以上まで上昇しています。
さっきが約1.80だったから、ものすごく投資効率の良い商品じゃないか!
ただ、凄い値だということは分かりますが、1.0と0.5のどちらが平均なのか、はたまた違う値なのかはしっかり調べてまいります。
だとすると3.42が悪い値ということは絶対にないだろうけど、しっかり調査しておけば他の商品を選ぶ際にも基準となるかもしれないからな。
よろしく頼むね。
私からの報告は以上です。
今日話に出たマネックス証券も含めて、SBI証券の法人口座開設手続きも完了していないから、家来のピックアップしてくれた商品も含めてじっくりと調査していかないとな。
というわけで、次回の戦略会議の予定を立てよう。
そして、シャープレシオや他にも商品選びに重要な項目が見つかれば、それを基準にして購入候補の商品を新たにピックアップしてまいります。
ちなみに何本くらい購入していきますか?
次回の会議までにビットコインを大量購入しているかもしれないし。
報告お待ちしております。
SBI-ファンドロボ編でピックアップした2つの商品のうち、『J-Stock アクティブ・オープン』を実際に購入して運用しています。
『日本新興株オープン』は購入候補から外しましたが、どちらも運用成績がかなり良い状態です。
⇒『J-Stock アクティブ・オープン』の運用成績など商品詳細データはこちら
⇒『日本新興株オープン』の商品詳細データはこちら
お互い情報を持ち寄るということだったけど、何か仕入れてきた?