ビットコインFXトレード振り返り【2018年3月分】

株式投資、投資信託、一口馬主…

王様を始め、家来や町人たちがいろいろな投資商品を試しながら再建を目指している財テクキングダム。

当然、仮想通貨もやっていたのですが、仮想通貨取引所「コインチェック」がハッキングにあってNEX/XEM(ネム)の盗難事件があった時に大ダメージを受けてしまう結果に…




そこで過去に王国でFX講座を開催した、わたくし商人に白羽の矢が立ったわけです。

まさかの王様から直々のご指名。城下町で商いをやっているだけの自分にまさかの大役が。

上手くいったら宴に呼ばれて酒池肉林、あわよくば自分も家来に…

と、無用な前置きはその辺にして、要するにコインチェック事件にめげずに改めて仮想通貨トレード(以下、ビットコインFX)でリベンジしてやろうぜ!という話になったのです。

では、運用開始1ヶ月目を振り返っていきます。

商人のビットコインFX、運用開始

自分がビットコインFXを開始したのは2018年3月5日(月)から。託された証拠金は100万円です。

財テクキングダムでビットコインFXをリスタートした3月5日は始値1,319,096円、終値1,346,433円(Lightning FX価格。以降、注釈がない限り同サービスのレート)。

2018年2月6日(火)には2017年11月12日(日)以来となる1BTC62万円台の622,370円を付け、「ビットコイン終了のお知らせ」と相場全体に悲壮感が漂っていましたが、そこからちょうど一ヶ月後には上記のように1BTC130万円台を回復していました。

さすが王者。すさまじい生命力です。

この流れであれば、しばらくは下落しても100万円前後で反発、上昇するだろうと踏んで基本はロング(買い)を中心とした戦略に。

その結果がこちら。

マイナス663,839円(証拠金残高:336,161円)

王様&家来&町人
……
商人
……
王様&家来&町人
いや、減ってるやん!!

初月からまさかのてへぺろな展開でございます。

もはや亡命しか生きる道はないのでは…という大敗ぶりです。

世の中、1万円チャレンジという過酷な状況で始めていながら、いまや連日数十万円プラスを叩き出している猛者がいる中、資金があるのにぼろくそに負けているので、できれば公開したくないというのが本音のところ。

とはいえ、輝かしい未来のためにもぼろ負けした記録を残しておこうと思った次第であります。

では、負けたなりの分析をしていきます。

2018年3月ビットコインFX相場振り返り

3月は1BTC 1,199,547円で始まり、746,927円で取引を終えました(24時間365日動いているので終えたという表現が正しいかわかりませんが)。


※画像は日足

日時 始値 高値 安値 終値
3月1日(金) 1,199,547 1,277,370 1,175,005 1,264,102
3月31日(土) 732,516 772,000 732,442 746,927

3月は最高値が5日(月)の1,369,488円で、最安値が30日(金)の700,002円となり、1ヶ月の間に669,486円下落、最大変動率は約51.11%と異常な数値となりました。

市場参加者が相当嫌気をさしてなかなか買いが入らず、かつネガティブなニュースも重なり、まったく買いが入らず、上昇をしない展開に。

まず、2018年3月14日(水)にGoogleが、金融サービスに関するポリシーを2018年6月に更新する発表を行ったことでしょう。

ビットコインの取引に言及しているものではありませんが、相場にネガティブな印象を与えたように見え、その日の始値は1,021,941円でしたが、終値は901,118円。安値を見ると864,300円と比較的大きな動きを見せました。

3月19日(月)に行われたG20では仮想通貨の追加規制が行われるかどうかが焦点となっていましたが、朝の時点で「追加規制は行われない」という噂が飛び交い、1BTC80万円前後だったところ、90万円を超える動きに。

この時点では噂でしかありませんでしたが、結果的に追加規制を行わないということが正式に発表され、それまで追加規制を警戒して下落を続けていたビットコインがようやく反転の兆しを見せ始めたのがこのあたりです。

しかし、それからわずか3日後、3月22日(木)バイナンスに金融庁が警告を出すという報道があり、相場は再びネガティブムードに。

記事を掲載した日本経済新聞によると、「金融庁は世界最大の仮想通貨交換業者とされ、香港に本社を置くバイナンスに改正資金決済法に基づく警告を出す方針だ。同社は無登録のまま日本で営業しており、投資家が損害を被る恐れがあると判断した。営業をやめなければ、警察当局などと連携して刑事告発する。」とのこと。

世界最大手の仮想通貨取引所であるバイナンスへの警告というニュースを聞いて相場は同様、徐々に上昇をしてきたビットコインがまたこの日を境に下落していきました。

ちなみに、この報道に対し、趙長鵬(ジャオ・チャンポン)CEOは以下のように述べています。


日経は無責任なジャーナリズムを見せた。私たちは日本の金融庁と建設的な対話をしており、いかなる命令も受けていません。
日本の金融庁が私たちに話す前に新聞に告げるのは理にかなっていません。

ちょっとしたニュースで価格が上下動する仮想通貨ですが、3月のニュースはそれなりにインパクトのあるものでした。

振り返ってみると、運用を再開した翌日にあたる6日(火)から下降トレンドが開始。31日中13日しか陽線で終える日がありませんでした。つまり、18日も陰線となる相場だったということになります。

今回の下落の焦点となったのは、2月20日(火)と3月5日(月)を頂点として形成されたダブルトップを割るかどうか。

3月8日(木)がXデーとなり、一時ラインを割り込みましたが、数日間はレジサポである100万円を挟んで上げ下げを繰り返していました。

完全に割ったのは3月14日(水)。ここからは完全に下げ目線でいかなければというところではありつつも、まだ100万円戻すかもという思いもあり、ショートよりもロングでトレードしていることが多かった気がします。

その後はキレイにこのラインが抵抗線となって21日(水)の上昇を抑え、落としましたね。

3月ビットコインFXトレードの反省点

後から見てみれば、色々と振り返ることができるものですが、トレード中は刻一刻と状況が変わっていくので、その瞬間瞬間で動きを判断する必要があります。

つまり、その時の相場分析が正確にできているかどうか、ですね。
もちろん、正解はないと思いますが、より精度の高い分析ですね。

それがまだまだ未熟なのが3月の結果として現れていると思います。

中でも反省点としていくつか挙げます。

1.下手なナンピンをしすぎた

まず大前提として、自分はナンピンは悪だとは思っていません。

よく、「ナンピンはするな」という教科書の定型文を見かけますが、必要に応じてナンピンは使ってもいいと思っています。

ただ、上手くいかない場合、損失を拡大してしまうリスクもあります。

今回マイナスになった原因として、このナンピンの影響が大きいと言えます。

それもこれも先ほど上げた精度の高い分析ができていないから。ちゃんと分析ができていれば、ロスカットもしくはドテンという対応をして損失を限定できているはずなので。

2.大口の動きに振り回されすぎた

3月はとくに大口の機関投資家が相場を振り回していた印象です。

いきなり噴き上げたと思ったら全戻しとか、ブレイクしたと思ったら反発するとか、FXでもよく見かける騙しの動きが多々見られました。

これはツイッターで有力な方のつぶやきを見てもほぼ間違いないと思います。

そのため、ロスカットをせずに耐えればプラ転していたというポジションも多々あります。

とはいえ、下手な位置でポジションを持ってしまった、あるいは耐えるのはつらいロットで入ってしまった(ナンピンして増えてしまったのも含む)などが原因と言えるので、やはりここは自分の下手さ故としっかりと認めなければなりません。

3.ヨコヨコでエントリーしてしまった

ここ最近、方向性がはっきりせず、一定の幅で上下するレンジ相場が続くことが増えてきています。

そういった中でもエントリーするのはもちろんここで反転しそうだから、とかブレイクしたかも、といった考えがあるからなのですが、問題なのはその外した後の対応です。

とくに反転しそうだからと持ったはいいけど、なかなか相場が動かず、逃げとくか?と思った頃にはポジションと逆の方向に大きく動かれてロスカット…なんてことは少なくありません。

ヨコヨコでエントリーした場合、失敗したな、という動きになった場合の対処は今後も考えていかなければなりません。

3月ビットコインFXトレード まとめ

3月後半はナンピンをやめてIFDOCOで予めロスカットラインと利確ラインを決めて管理するといったことも試してみましたが、これがこれで正解かは疑問で、現在はビットコインFX相場と相性がいいトレード方法を模索しているところです。

課題は山積みですが、まずは退場をしないこと、元金を元に戻すことを目標にやっています。

今月で最終回です…とならないように、引き続きビットコインFXで生き残れるように精進していきます。

最後に…

ビットフライヤーのサーバー、いい加減改善してほしいです。

何度も逆指値を大きくオーバーしたレートでロスカットされているので。

そんなボヤきをしつつ、3月の振り返りを終えたいと思います。

商人
4月のトレード結果は下の記事をチェック!

4月のトレード結果

ABOUTこの記事をかいた人

ビットコインFXの運用を任されるものの、幾度となく暴落に巻き込まれ、証拠金をガッツリ減らすという失態を犯す。「コツコツドカンの巨匠」と揶揄されたことも。ビットコインの値動きが出にくくなったことから、為替のFXに転向することになった。再起できるかどうかが当面の課題。