戦略会議ではまだ出てこないネタなんだけど、今回は王様が個人的に債券投資をやってみようということになった。
なったというか自分で決めたんだけど(笑)。
理由は単純明快、第35回個人向けマネックス債が発売されるというニュースが飛び込んできたから、それだけ(笑)。
個人向けの社債投資というのが実は密かに人気が高いらしくて、SBI債やマネックス債というのは毎回販売されるたびにすぐに完売してしまうという話は以前から聞いていたんだ。
そんなマネックス債が2017年8月9日に「夏祭り」という愛称で発売されるとの情報をキャッチした王様は、わざわざ戦略会議でも話が出ていたビットコインを売却してマネックス債を買ってしまおうということになった。
王様がビットコインを購入した時の会議内容はこちら
ビットコインが全然上がらないし暴落するわけでもないから何もできないよ~みたいな泣きを町人と入れてたんだけど、8月に入ってから一気に36万前後まで上昇したんだよね。
そこを逃さず利確させちゃったというわけ。
ビットコインは8月中に50万くらいまで上がるんじゃないか?みたいな意見も出てるみたいだけど、これだけ価格が乱高下するものを果たして「通貨」と呼んでいいのか?とか考えたら、さっさと手放して他のものに投資したほうがいいんじゃないかと思えてきてね。
これを書いてる時点で39万弱まで上がっているし、もちろん多少の名残惜しさはあるんだけど1万円以上の利益も出たことだし、王様は暗号通貨投資からは離れることにするよ。
1万の利益で喜ぶ王様のスケールが小さいとかそういうツッコミはなしで(笑)
個人向け社債とは
一番安全な債券は国債だってよくいわれているよね?
債券ってのはつまり借金の借用書だと思えばいい。
国にお金を貸して、一定期間経ったら予め決められた利息を乗っけて全額返済しますよ、というのが国債だよね。
それと同じことを企業がやっているのが社債だよ。
国債は国にお金を貸すわけだし、日本国がそう簡単に潰れるわけがないという信用を前提に「安全」という評価がされているわけだ。
社債はその企業版だから、国よりは潰れてしまうリスクが高いよね?
お金を貸した会社が潰れてしまった場合、社債は紙クズになってしまうというリスクはあるんだけど、国債よりも短期間で高利回りという大きな魅力があって大人気なんだ。
それが社債になるとどうだろう?
2016/11/28 ~2016/12/9まで売り出されていた第35回SBI債は2年満期で年率0.48%。
このSBI債も国債と比べれば10倍近い利率なんだけど、もっとすごい社債もある。
売り出された瞬間蒸発(売り切れ)と名高いソフトバンク社債に至っては、2017年3月に発売された第51回無担保社債(愛称:福岡ソフトバンクホークスボンド)が7年満期でなんと年率2.03%という破格の利率を誇っているんだ。
これは100万円分投資すれば、毎年2万円のお小遣いがもらえて、7年後には全額耳を揃えて戻ってくるということ。
ただし、7年間発行体(ソフトバンク)が潰れなければという条件はつくけどね。
…発行体が安全かどうかということについては個人が判断していくしかないんだけど、ソフトバンクが7年後に潰れている未来はあまり想像できないよね?
そういう理由で安全と判断され売り出した瞬間売り切れるほどの大人気個人向け社債になっているということ。
王様も次回のソフトバンク社債には投資したいって思うもん(笑)。
第35回マネックス債(夏祭り)の特徴
個人向け社債の魅力についてはひと通り理解してもらえたと思うので、ようやく本題のマネックス債について解説していくよ。
今回のマネックス債の特長は、なんといっても指定期間(2017年8/25~8/31)の気温によって利率が変動するということ!
具体的には、基本利率0.1%に、指定期間の東京の気温が真夏日になった日数×0.1%利率が上乗せされるんだ。
つまり、7日間全部真夏日(30℃以上)になれば年率0.8%になるというわけ。
なんだそれって思わない?
俺は思う。
なんで気温に連動するんだよ、しかも指定期間は販売後だから祈るしかないじゃないか(笑)。
8月最後の1週間が1日も真夏日にならなかった場合の予定利率は0.1%。
まあそれでも銀行に預けるよりはよっぽどいいし、国債の倍だよね。
だけどリスクのある社債で、さらに1年間は資金を預けっぱなしにしておかなければいけないという枷もつくのに0.1%では物足りなさを感じてしまう…。
反対に全期間真夏日だった場合は0.8%にまで利率はハネ上がる。
8月25日~8月31日 (東京の真夏日の日数) |
年率 | |
---|---|---|
真夏日7日間 | 年率0.8% | |
真夏日6日間 | 年率0.7% | |
真夏日1日 | 年率0.2% | |
真夏日なし | 年率0.1% |
マネックス債とよくセットで語られるSBI債が直近販売実績で0.48%だったことを考えると相当にお得だよね。
SBI債は満期2年のところマネックスは1年だし、1万円から1万円単位で投資可能という初心者でも手を出しやすい2大特徴もあるし。
これはどちらに転ぶか運次第、それこそお天道さまのみぞ知るというわけだ。
マネックス債公式サイトに過去30年の平均日数も出ているが、あんな数字はあくまでも目安にしかならないよね。
気象庁が発表している1ヶ月予報もあるけど、ざっくり晴れor曇りが続くようなことしか書かれていないし、26日までしか出されていない。
この次の1ヶ月予報が出るのはなんと8/10(発売後)だ(笑)。
まとめ
まとめというか、債券投資に興味があるならマネックス証券とSBI証券にはとりあえず口座開設しておくことをおすすめする。
今回の記事で一番お得度が高かったソフトバンク債もSBI証券で買うことができるからね。
証券口座の開設は郵送物のやり取りがあるので、最速でも数日はかかっちゃう。
情報を見つけても発売が翌日とかだった場合はそこから口座開設をしていたのでは絶対に間に合わない。
人気の社債は発売後一瞬で売り切れてしまうんだから。
まだ口座を持っていない人は次回のために忘れずに作っておこう。
2017.9.4追記:マネックス債の利率が0.7%で確定!
いや~、マネックス債を購入してからというもの毎日最高気温チェックが日課になっていたんだけど、8月に入ってから急に雨ばっかりで気温が上がらずどうなることかと思ったよ…。
東京は確か8月に入ってから20日以上連続で雨だったとかで、記録的な冷夏になっちゃったよね。
そんなこんなで不安だったけど、なんとか利率は0.7%で確定したよ。
8/25~31の7日間のうち、6日が真夏日だったということになるね。
正直、家来とも半分真夏日になったらいいんじゃないのコレ?って話してたくらいだから、8月下旬になって暑さが帰ってきてくれてホッとした。
1年満期で0.7%なら、そこらのネット銀行の定期預金より全然高いし。
※ちなみに、9/4現在の楽天銀行1年もの定期が税引前で0.12%だから、断然マネックス債が良いということがわかってもらえたんじゃないかな?