【一口馬主収支報告】ルーカス・牡|スクリーンヒーロー×メジロフランシス(BMS:カーネギー)

ルーカス新馬

※写真はクラブ公式より(全ての写真、コメント転載の掲載許可いただいてます)

血統図:ルーカス(Lucas)

スクリーンヒーロー グラスワンダー シルヴァーホーク
アメリフローラ
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
メジロフランシス カーネギー サドラーズウェルズ
デトロワ
メジロモントレー モガミ
メジロクインシー
  • 所属:シルクホースクラブ
  • 関東 堀宣行 厩舎 生産:戸川牧場
  • 2015-03-20生(母14歳時産)・鹿毛
  • 募集総額:1億円 出資額:400,000円(2/500口)
  • 募集カタログPDFはこちら
  • 馬名の由来:「光をもたらす人」の意味を持つラテン語由来の人名
  • 出資者:王様

出資理由

王様
この馬の出資理由は説明する必要もないんじゃないかというベタな理由なんだけど、あの世界のモーリスの全弟だから(笑)。
家来
単純明快ですね。
王様
もうちょっと言うと、俺は元々グラスワンダーという馬が大好きで。

初めて好きになったトウカイテイオーの次に久しぶりに心震わされた馬だったんだよね。
ドラマチックな競走成績というか。

グラスワンダーが勝てなかったジャパンカップを子どものスクリーンヒーローが大駆けして制したときは感動というよりはビックリしたんだけど、そのスクリーンヒーローがまさかモーリスのような無敵モードの馬を出すとは…Σ(゚∀゚ノ)ノキャー みたいな感じ。

家来
やはり王様の出資馬選びベースは血統というか、血のドラマなんですね。
王様
ほんとそうだなあ(苦笑)。

で、本題のルーカスについてだけど、この馬がシルクで募集されたからシルクの会員になったといっても過言じゃないかもしれないね。

新規申し込みで実績もないし、どうせ当たらないんだろうけど一応2口申し込んどくか!20万2口って40万だけど当たったらどうすんだコレ~\(^o^)/

…みたいな感じで申し込んだら2口とも当選しちゃったっていうね。

この世代のシルク馬ではプリモシーングローリーヴェイズもこのパターンで2口出資しているんだけどね。

家来
補足しておくと、シルクホースクラブは過去3年の出資金額実績が優先される制度を採用していて、申し込み数が募集口数を上回った場合は過去にたくさん出資している人が優先される枠が500口中300口もあるんですよね。
王様
そうそう、だから新規入会で確実に人気のありそうなルーカスは確実に抽選になるだろうということで、ちょっとでも当選確率を上げたくて2口申し込んだというわけ。
家来
というか、シルクって複数口申し込んでそのうち1口だけ当選っていうパターンあるんですか?
王様
いや、それがね、2016年産の申し込み時にその件について問い合わせしてみたんだけど、申し込み口数の全てが当たるか外れるかという抽選方法のため、複数口のうち1口だけ当選するということはないんだって…(´・ω・`)
家来
なんと!
じゃあわざわざ2口申し込む必要は全くなかったということじゃないですか。
王様
…ぐっ、そんな傷口えぐる言い方しないでよ(笑)。

話をルーカスに戻すと、競馬は活躍馬の全きょうだいといえど走らないのが常識だから、ルーカスがG1を勝ちまくったモーリスの弟だからと言って活躍する保証はどこにもないわけ。

別の出資馬ヴェロニカグレースの母エンジェルフォールもトールポピー、アヴェンチュラ姉妹の全妹なんだけど、未勝利で引退しているしね。

家来
…う〜ん、なんだかわかったようなわからないような?
王様
あーごめんごめん、たとえが悪いというかややこしいよね。
そもそもトールポピーとアヴェンチュラ姉妹が大活躍だった(笑)。
家来
とにかく上が走っても下はサッパリみたいなことは日常茶飯事な競馬の世界ですから、モーリスの全弟で、しかも募集総額1億円なんていう値段の馬に出資するのはイチかバチかというわけですよね?
王様
そう、それが言いたかった!

案の定ネットでは「シルクの地雷」とか「二匹目のドジョウ」とか散々陰口を叩かれ続けているルーカスくん( ・´Θ・`)

確かに、良血ならともかく兄モーリスが突然変異的な強さだったわけだから2番が利くとは思えないという言い分も全然もっともだと思うよ。

家来
私もシルクホースクラブで出資しているのでルーカスは募集にカタログをチェックしていますが、この世代のシルク募集馬で一番馬体がよく見えたのがルーカスでしたよ。

ドレークのところでも言いましたが、ルーカスは金額的に断念せざるをえなかったので出資はしてませんが、注目して追いかけている1頭です。

王様
王国随一の相馬眼の持ち主である家来がそう言ってくれると心強いよ。

でもこの馬に関しては損得抜きで出資を決めたからいいんだよ。
大好きなグラスワンダーの父系で、海外でも活躍したモーリスの弟に出資できるわけだから、この馬は夢への投資枠ということで何が起きても納得するよ。

家来
ドリジャニ、オルフェ兄弟みたいな二匹目のドジョウ大活躍の例もありますから期待しましょうよ!

ルーカス・過去の成績一覧

※スマホでご覧の方は横スクロールできます。

日付
/レース
レース名(格)
/距離(状態)
頭数・人気
/着順
タイム(着差)
/3F・馬体重(増減)
騎手
/斤量
2019/6/8
東京11R
多摩川S(3勝クラス)
芝1,600m(良)
18頭・6人気
8着
1:33.4(0.4)
33.5秒・504(-6)
レーン
56kg
2019/3/24
中山10R
美浦S(1600万下)
芝2,000m(良)
10頭・5人気
4着
2:00.5(0.3)
35.6秒・510(+10)
石橋脩
57kg
2018/5/6
東京11R
NHKマイルカップ(G1)
芝1,600m(良)
18頭・10人気
16着
1:34.5(1.7)
35.5秒・500(+8)
ボウマン
57kg
2018/03/18
中山11R
フジTV賞スプリングS(G2)
芝1,800m(良)
13頭・2人気
9着
1:49.4(1.3)
35.3秒・492(+2)
M.デムーロ
56kg
2017/12/28
中山11R
ホープフルS(G1)
芝2,000m(良)
17頭・2人気
6着
2:02.4(1.0)
34.9秒・490(+2)
M.デムーロ
55kg
2017/11/18
東京11R
東京スポーツ杯2歳S(G3)
芝1,800m(良)
7頭・2人気
2着
1:47.1(0.5)
34.9秒・488(0)
ムーア
55kg
2017/8/20
札幌5R
2歳新馬
芝1,800m(良)
9頭・2人気
1着
1.50.6(-0.2)
34.4秒・488
モレイラ
54kg

累計収支と回収率

出資額は毎月の維持出資金を含めた全ての金額を記載、配当額は進上金、クラブ手数料、源泉所得税、消費税など全ての経費を引いた”手取り額”を記載して、本当の収支を明らかにします(2019年2月分まで)。

※スマホでご覧の方は横スクロールできます。

日付 出資金額 分配金額 収支
~2017年12月 446,126円 76,532円 -369,594円
2018年1月~12月 36,758円 15,364円 -21,394円
2019年1月 1,562円 0円 -1,562円
2019年2月 2,028円 0円 -2,028円
2019年3月 2,618円 12,064円 9,446円
2019年4月 2,664円 6,000円 3,336円
2019年5月 2,800円 0円 -2,800円
合計 490,966円 109,960円 -381,006円
回収率 22.40%

近況など(更新順)

2019/6/8(土)東京11R 多摩川ステークス〔芝1,600m・18頭〕8着[6人気]

ルーカス20190608

※写真はクラブ公式より

 

陣営コメント

D.レーン騎手:
「レースが近づくにつれて、少しずつテンションが上がってきて、イライラしている様子がありました。そして、ちょうど前掻きした際にゲートが開いてしまい、出遅れてしまったことで思ったよりも位置が取れませんでしたね。それに加えて、前半は問題無かったのですが、流れが落ち着いたところで折り合いを欠いていました

最後の直線でも少し前が詰まった部分はありましたが、最後まで何とか差は詰めてくれています。道中のことを考えると、距離はこれくらいが合っているように感じました」

 

堀宣行調教師:
「結果的に逃げた馬が勝って、先行していた馬が2着に来ているのですから、展開的にも厳しかったですね。

スタートがあまり良くなかったですし、道中流れが落ち着いたところで力んだようなところが見られましたから、その分終いの伸びも欠いてしまいました。このレースを見る限りでは、距離を更に伸ばしても良い結果は難しいかなと感じましたので、ルーカスの良さを活かすためにはマイル以下になってくるのかもしれません。

時計の速い競馬になりましたから、トレセンでまずは脚元の状態を中心に確認させていただきたいと思います」

 

10ヶ月ぶりの実戦復帰戦は最後までしっかり走り切り4着!

ルーカス20190324

※中山競馬場にて王様撮影

王様
ルーカスが久しぶりに実戦復帰するということで現地観戦してきたよ!
家来
王様はこの日元々シンガポール旅行の予定でしたが、息子さんが熱を出して急遽行けなくなってしまったんですよね?
王様
嫌なことを思い出させること言わなくて良いんだよ(笑)。

しかも当日キャンセルだから旅行代金も100%取られてしまうという最悪な思い出ができたね…。

町人
王様ドンマイです!これも芸の肥やしだと思いましょう。
王様
俺は別に芸人じゃないんだからそんな肥やしはいらないよ(苦笑)。
家来
さあ、気を取り直してルーカスですが。
王様
せっかくだから撮ってきた写真をいくつか貼っておこうか。

 

※中山競馬場パドックにて王様撮影

ルーカス20190324_3

※止まれの合図がかかった直後のルーカス

ルーカス20190324_4

※堀調教師と見つめ合うルーカス

ルーカス20190324_5

※石橋ジョッキーが跨がり周回するルーカス

ルーカス20190324_6

※パドック出口にて吉田勝己さんの熱い眼差しを受けるルーカス

 

家来
ノーザンファームの吉田勝己代表もパドックに見に来ていたんですね。
王様
それだけ期待されていると信じたいよね。
家来
肝心のレースが4着という結果でしたが、現地で見てどうでしたか?
王様
掲示板などでも言われていることだけど、とにかく最後まで走ることをやめずにしっかり伸びてきてくれたのが大きいんじゃないかな。
家来
たしかに、去年の休養前は精神的にまいっていたのか最後の直線でレースをやめてしまうということが続いていましたもんね。
王様
そうそう、だからこの10ヶ月の休養期間を経て、しっかり立て直してきてくれた陣営はやはりさすがだなと。
町人
でもルーカスは1億円の馬ですよね。1,600万下のレースくらいはあっさり勝ってほしかったですよ。
王様
まあ、たしかに兄モーリスは同じ4歳春に安田記念まで4連勝でぶっこ抜いちゃったんだけどね。
家来
モーリスは化物クラスの馬でしたから、ルーカスに同じレベルを求めるのはさすがに酷ではないかと…(苦笑)。
王様
そうだね、ルーカスにはルーカスのペースがあるから、ゆっくり成長していずれはオープンクラスで戦える馬になってほしいよ。

 

陣営コメント

石橋脩騎手:
「久々のレースでしたが、陣営がしっかりと調整してくれたことで、態勢は整っていたと思います。

ただ、レースに向かっていく過程において、少しずつ気が入ってきて発汗していましたね。返し馬を終えた後もそのような感じでしたが、スタートは上手く出てくれました。そこから焦ってポジションを取りに行って、馬に変なプレッシャーを掛けるのは嫌だったので、道中はリズムを重視して運びましたが、まずまず流れていましたし、悪くないポジションだったと思います。

勝ち馬のすぐ後ろで勝負どころを回って行き、直線では手前を替えた時に気を抜きそうになったのですが、そこで気合いを入れたらもう一頑張りしてくれました。

長期休養明けということを考えれば悪くないレースだったと思いますし、今日のレースが次に繋がってくれれば良いですね」

 

堀宣行調教師:
「今回は道中のリズムを重視し、終い脚を伸ばしていく安全策のような形のレースでしたが、以前見られた自分から走ることを止めるようなところもなかったですし、久々を考えれば一定の能力を示してくれたと思います。

レース後は脚元に問題はなく、飼い葉を食べるスピードは少し遅くなったものの、しっかりと完食しています
右トモについては、少し入りが悪く、力強さも落ちてはいますが、ケアすれば回復してきそうなレベルのもので大きな心配はいらないでしょう。

この後はこのまま在厩で調整していくとなれば、東京1週目の府中ステークスが適鞍だと思いますが、トモのことがありますし、もう少し状態を見ながら続戦か一旦放牧に出すかの判断をさせていただければと思います」

 

家来
その後、3/29にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。仕切り直しですね。

2018/5/6:二度目のG1挑戦!NHKマイルカップは悩み深き16着に惨敗。

※写真はクラブ公式より

家来
4コーナーから直線向いてしばらくはいい感じで伸びてきていたように見えたんですけどね。

そこからパッタリと止まってしまい、残り200mあたりではもうボウマン騎手も追うのをやめていました

王様
初めての二桁着順だね。

ルーカスは悩みの深いモードに入ってしまったなあ…。

 

陣営コメント

H.ボウマン騎手
「もう少し前から競馬が出来れば良かったのかもしれませんが、スタートしてから他の馬に比べて行き脚が付かず、後ろからの競馬になってしまいました

道中は手応え良く進めることが出来ましたし、勝負どころは勝ち馬と一緒にいい感じで上がって行くことが出来ました
直線に向いて追い出すと100mくらいはいい脚を使ってくれたのですが、そこから脚色が鈍ってしまい巻き返せませんでした。

道中の手応えやお兄さんのことを考えるとこの距離は悪くないと思いますし、もしかすると精神的に悪い面が出てしまったのかもしれませんが、テン乗りだったこともあって今回の敗因は何とも言えません。

ただ背中の感触はいいですし、能力的にはもっとやれていい馬だと感じました

 

王様
能力的に劣るということであれば諦めもつくんだけど、ルーカスの場合は毎度敗戦の理由がわからないって言われるんだよね。
家来
しかも、堀調教師をはじめルーカスに騎乗した名だたるジョッキーたちも能力を認めるコメントを出してくれているんですよね。

今回のボウマン騎手も「能力的にもっとやれていい」と言ってくれていますし。

王様
モレイラ、ムーア、ミルコ・デムーロ、ボウマンって、なんて豪華な鞍上だよ(笑)。
家来
それだけ期待されている馬ということでしょうね。

シルクの募集価格も1億円なわけですし。

王様
お兄さんのモーリスが4歳になって本格化したというのがルーカスの今後に対して唯一の拠り所なわけじゃない。

でもルーカスは気性的に走ることがあまり好きそうじゃないんだよね(苦笑)。

家来
たぶんここ2戦の凡走はそれが原因ですよね。

堀調教師は調教で負荷がかかりすぎたことが原因じゃないか?と分析されていましたが、今回は軽めの調整でも不可解な敗戦を喫してしまったわけですし。

王様
この気性を矯正して前進気勢を引き出せるかどうか。

ルーカスの今後は名伯楽の手腕にかかっていると言っても過言じゃないよね。

家来
一息入れての立て直しになると思いますが、秋には躍動するルーカスを見たいものです。

 

皐月賞の切符を賭けた戦い、スプリングSでよもやの9着

※写真はクラブ公式より

家来
中団からレースを進めますが、勝負どころで追い出されても反応せず…。

後方のまま9着に敗れています。

王様
中間のコメントがあまり歯切れの良いものじゃなかったから、正直そこまで期待かけるのはかわいそうかなーって実は思ってた。

去年の東スポ杯前に入厩した頃からずーっと「飼い葉が身にならず馬体重がなかなか増えない」って言われていたんだけど、今回もそんな感じだったからね。

 

陣営コメント

M.デムーロ騎手:
「返し馬の雰囲気は良かったですし、久しぶりのレースでしたが息の入りも問題ありませんでした。

前走は少し行きたがるところがありましたが、今回はリラックスして走れていましたし、折り合いにも問題はなかったです。

道中は勝ち馬と同じくらいのいいポジションから運べたと思ったのですが、直線は全然脚を使ってくれませんでした

何が敗因なのかハッキリとは分かりませんが、もしかするとお兄さんと同じように、もう少し流れる展開のレースの方が最後で馬がファイトしてくれて良いのかもしれません。」

 

堀宣行調教師
「どうしてしまったのでしょうか・・。

返し馬は上手くこなすことが出来ましたし、道中の運びにも特に問題はなかったと思います。
上がりにも特に異常は認められませんでしたし、何が原因でこのような結果になってしまったのか、現時点では何とも言えない状況です。申し訳ございません。」

 

王様
どうしてしまったのでしょうか?と言われても、こっちが聞きたい(笑)。
家来
デムーロ騎手のコメントに「追い出しても全然反応してくれなかった」とありますが、直線途中でもう追うのをやめてしまっていたのはそのあたりが原因だったのでしょうか。

ケガでもしたんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが…。

王様
結果的に脚元に異常はなかったみたいだし、気性的なものなのか、そもそもそこまで足が速くない馬なのか(笑)。

どちらにせよ、これでクラシック出走の目はなくなったはずだからもうゆっくり成長を促してほしいな。

去年みたいにまた夏の札幌でモレイラが乗って復活、秋にマイル~中距離路線の重賞で好走なんてのが最高の青写真だけど、そこでもダメなら脚が遅かったということで諦めるよ(笑)。

家来
いやいや、私の2015年産シルク一番馬でもある馬ですから簡単に諦めるわけにはいきません。

秋にまた成長した姿を見せてほしいです!!

王様
…いや、まだ次走は全然未定なんだけどけね(笑)。

 

2017/12/28(木)中山11R ホープフルステークス(GⅠ)〔芝2,000m・17頭〕6着[2人気]

※写真はクラブ公式より

王様
ここは同厩のブレステイキングとの使い分け的な思惑があったんじゃないかな。

なかなか出走情報が確定しなかった。

家来
はい、補足します。

ルーカスと同厩舎のブレステイキングという超良血馬が11/26にデビューしたんですが、この馬が新馬戦を勝ち上がっていたらホープフルSにはこっちを向かわせるつもりだったのではないか?という噂が出ていました。

確かに公式コメントも歯切れが悪く、背腰の疲れがあるので慎重に見極めたいと言われていて、ブレステイキングが新馬戦を6着に敗れた途端ルーカスのホープフルS行きが発表されました(笑)。

王様
陣営はそんなこと絶対言わないけど、明らかだよね(笑)。

ルーカスはすでに重賞2着馬で賞金加算もできているわけだし。

家来
有力馬を数多く預かる人気厩舎に所属している馬の宿命といいますか…。

さらに所属クラブや生産牧場の思惑もあるので、なかなか一筋縄ではいかない問題ですね。

 

陣営コメント

クラブ公式:
チークピーシズ着用。まずまずのスタートを切ると、道中は8番手あたりを追走、3,4コーナー中間あたりから徐々に前を窺いに掛かり、直線に向いて仕掛けられるとジリジリとした脚色で、最後は脚が上がってしまい、6着に敗れています。

 

M.デムーロ騎手:
前半は少し行きたがってハミを噛んでしまいました

その後はリラックスして走らせることを心掛け、勝負どころに良い手応えで向けたのですが、外から早めにプレッシャーを掛けられる厳しい形になってしまいましたし、最後は脚が上がってしまいました

今回は前向きさを出すためにチークピーシズを着用しましたが、これくらいの距離を使うのであれば着けない方が折り合いを付けやすくていいかもしれません。

でもまだまだ子供ですし、これから良くなってくると思います」

 

堀宣行調教師:
「装鞍所、パドックでは落ち着きがありましたし、返し馬は少し前向きさもあり、ここ3戦の中では一番いい精神状態で競馬に向かえたと思います。

ただ今回はチークが裏目に出てしまい、道中はハミ取りが良過ぎましたし、早めに来られたこともあり、最後は失速してしまいました。

今回の内容からチークを着けなくても2000mがリミットという感じがしましたし、チークを着けて集中力を増すならマイルぐらいが適性距離だと思いました。

できれば今後はチークを着けない方向でやっていきたいと思っています。

レース後の状態ですが、脚元に変わりはなく、右の背中のダメージも前回ほど大きくありません。
メンタル的にはいくらかイライラして高ぶっていますし、飼い葉食い・毛艶などを含めオーバーホールが必要だと思います。
4日にノーザンファームしがらきに放牧に出させていただきましたが、一度緩めてから立ち上げていくことになると、3月以降の競馬が目途になってくると思います。

あくまでも放牧先での状態次第ですが、スプリングステークスかニュージーランドトロフィーが候補になってくるでしょう

 

家来
この日は王国の仕事納めだったこともあり、3人でテレビ観戦していたわけですが、4コーナーでルーカスが先頭に並びかけたところは力が入りましたね。
王様
まあ、そこから失速して力がフッと抜けてしまったわけだけど(笑)。
家来
ミルコ騎手のコメントにもありましたが、展開が厳しかったですよね。

武豊騎手のジャンダルムにもマークされて早めに来られてしまいましたし、息が入るところがなかったというか…。

王様
そうだね。

ただ、この馬は育成時にオブセッションと並んでこの世代シルクホースクラブ募集馬の一番馬だったわけだよ。

それが今や完全にオブセッションのほうが評価が上なのが悔しいなあ…。

家来
オブセッションのシクラメン賞はものすごいパフォーマンスでしたからね。

でも相手はディープ産駒で仕上がり早めでしょうし、ルーカスはまだまだこれから成長していきますよ。

王様
今回は最終追い切り時に助手さんが落馬して放馬というアクシデントもあったからなぁ。

順調さを欠いた馬は歯車が狂うというのは勝負事の常だということをまた思い知らされた気がするよ。

 

2017/11/18(土)東京11R 東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)〔芝1,800m・7頭〕2着[2人気]

ルーカス東スポ杯

※写真はクラブ公式より

王様
いやあ、やっぱワグネリアンは化け物だったな。

今のルーカスじゃ全く歯がたたないことがよくわかったよ。

家来
直線向いて追い出されたときの加速はすごかったですね。

あっという間に先頭に立ってそのまま突き放してしまいました。

王様
ちなみに俺たち王国3人衆は予定通り東スポ杯を東京競馬場で現地観戦したんだけど、どうだった?
家来
王国取引先でもある馬主さんにご招待いただいて、今回馬主席からレースを見ることができたんですよね。

※東京競馬場馬主席からの眺望

町人
パドックも馬主専用エリアで観せていただき感動しました。

※馬主専用エリアにてはしゃぐ王国3人衆

王様
最大のライバルワグネリアンも目の前で見ることができたよね。

ワグネリアン&福永騎手

家来
表彰式も上から眺めさせていただきましたね。

※口取り時に談笑する福永騎手と金子オーナー

王様
今回のワグネリアンは本当に強かった。

 

陣営コメント

クラブ公式:
五分のスタートを切るも行き脚付かず、最後方からの追走となります。縦長の展開の中、最後方のまま直線を向き、外に進路を取りながら懸命に前を追いますが、先に抜け出した勝ち馬には及ばず2着でゴールしています。

 

R.ムーア騎手:
「初めて乗せてもらいましたが、いい馬ですね。

まだキャリア2戦目の馬ですし、子供っぽいところがありますから、今日は競馬を教えるつもりで騎乗しました。
スムーズに無理のない競馬ができたと思います。

勝ち馬が強かったので2着はしょうがないですが、ルーカスもよく頑張っていると思いますし、今後に向けていい経験になったと思います」

 

堀宣行調教師:
「勝ち馬には差をつけられてしまいましたが、ムーア騎手の話すように、まだまだこれからの馬ということを考えれば頑張ってくれていると思います。

現状の力は出してくれたと思いますし、何より負担の少ない競馬で賞金を加算できたことは大きいと思います。

今後も一つ一つ課題をクリアしながら育てていきたいと思います。

今後の予定はレース後の状態を確認した上で検討したいと思います」

 

王様
まあでも、堀調教師の言うとおりでルーカスも2着に入って賞金加算できたのは大きかったんじゃないかな。

ゴール前やっとこさ間に合ったという感じだったけど、2着に上がってからはムーアも無理せず追うのやめてたしね。

家来
そうですね。

次走は順調なら暮れのG1、ホープフルSの向かうという話もありますし、本当に良くなるのは4歳以降と言われている馬が2歳でこれだけ活躍してくれれば御の字じゃないかと私も思います。

 

2017/09/29 東スポ杯出走予定が正式にクラブコメントで出ました

家来
新馬勝ちして以来、何かと話題のルーカスくんですが、次走の予定が11/18の東スポ杯2歳ステークスことで、クラブコメントで発表されましたね。

 

陣営コメント

在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来 調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター1本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター2,700m 次走予定:11月18日の東京・東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)

 

堀宣行調教師:
「先日、牧場で状態を確認し、牧場スタッフと打ち合わせてきました。
次走については11月18日の東京スポーツ杯を目指すことになり、レースの1ヶ月前ぐらいに帰厩させる予定となりました。

調教は順調に続けているようでしたが、馬体が思ったほど増えていないのが気になりました

輸送もあるので、帰厩までになるべく増やしてほしいとお願いしてきました」

 

王様
 ルーカスの新馬戦はやはりレベルが高かったようで、10/1現在で3着マイスターシャーレ、4着マイハートビート、5着ゴーフォザサミットの3頭が勝ち上がっているね。

2着リシュブールはまだ2戦目出走していないけど出てくれば確勝だろうし、さらに最下位だったイルルーメも2戦目で2着しており、これ全馬勝ち上がりの伝説の新馬戦になる可能性もあるのでは?なんて。

家来
どうしても兄モーリスとの比較で話題になるルーカスですが、まだまだこれからですし東スポ杯ではこの世代現在の最強馬と名高いワグネリアンとの直接対決が早くも実現します。
王様
ワグネリアンは相当強いと思うから、胸を借りるつもりで頑張ってほしいよね。

当日は家来、町人とともに現地応援に駆けつける予定だし。

 

2017/8/20(日)札幌5R メイクデビュー札幌〔芝1,800m・9頭〕優勝[2人気]

※写真はクラブ公式より

王様
いやあ、ドキドキのデビュー戦だったけど、勝ってくれてホッとしたよ。
家来
ラストグルーヴの仔リシュブールやマツクニ厩舎のディープ産駒マイスターシャーレ、ここまで2歳戦絶好調藤沢厩舎のハーツクライ産駒ゴーフォザサミットなど素質馬が集まった高レベル新馬戦でしたし、調教の動きや堀調教師のコメントが辛口すぎるので半信半疑で見守っていましたが、結果は3コーナーから捲って、外を回しての横綱相撲でしたね。
王様
色んなとこで言われているけど、3コーナーで進出を開始したときの脚はグラスワンダーを彷彿とさせるもので、迫力満点だった。

それにしても堀調教師のコメントは本当に辛口で、勝ち負けできるかが半信半疑で見守っていたよ(苦笑)。

陣営コメント

J.モレイラ騎手:
「デビュー戦とは思えないくらいとても落ち着きがありました
返し馬を行なってからもいい精神状態でした。

レースでは折り合いが付きましたし、前の馬の手応えやペースを見ながら追走しました。
緩やかなペースでしたし直線の短いコースで瞬発力勝負は避けたかったので、早めに動いて行きましたが反応が良かったです。
そのまま勢いを付けて直線に向いて、追ってからさらに伸びてくれました。

現時点でモーリスと比べるのは難しいですが、ルーカスもかなり高いポテンシャルを持った馬だと思います。」

 

家来
次走は府中でムーア来日に合わせるんでしょうか?
とりあえず、重賞級であることは間違いなさそうなので、ケガなく過ごしてほしいものです。

関連リンク