【商人のFX講座・基礎編3】24時間取引可能?FX三大市場の特徴とは

商人
FXの取引時間について説明します。

FXの場合、基本的には土日祝日、年末年始などの一部を除いて24時間取引可能です。

家来
株取引とは違うんですね。
商人
違います。
株式投資の場合は平日の午前9時から午後3時までなので。
町人
FXは何で株と違って24時間取引できるんですか?
商人
なぜなら為替というのは世界で売買されるものなので、国内以外のいろいろな国の市場を使って売買されているからです。

東京時間欧州時間ニューヨーク時間と大まかに3つの時間帯に分けることができますが、これらをFXにおける三大市場と言われています。

市場 時間帯
(国内時間)
東京 午前9時~午後3時
欧州 午後3時~翌午前0時
ニューヨーク 午後9時~翌午前6時
町人
あれっ?
ニューヨーク市場は翌朝午前6時までじゃないですか。

で、東京は午前9時からということですけど、そのあいだの3時間はどこかの市場が開いているんですか?

商人
その時間帯はニュージーランドやオーストラリアの市場とかですね。
王様
そんなに町人は朝6時から取引したいの?
町人
そういうわけじゃないですけど。(苦笑)
ちょっと気になったので…。
王様
結局どこかの市場が開いているから、24時間取引可能なのか。
商人
そういうことです。
家来
何か市場ごとに特徴とかあるんですか?
市場 特徴
東京 値動きが緩く、初心者向きだが利益は出にくい。
欧州 比較的利益を出しやすい、相場の動きだす時間帯。
ニューヨーク 強いトレンドが発生しやすいので、初心者には向かない。
王様
俺たちは初心者だから、まずは東京時間で取引した方が良いのかなぁ。
商人
値動きが緩くて利益は出にくいですが、逆に言うと損もしにくいわけですから、初心者にとっては東京市場がやりやすい時間帯だと思います。
家来
欧州市場になると相場が動き出すというのは?
商人
値動きがだんだん激しくなってくるということです。
大体午後3時、4時あたりからでしょうか。
家来
その時間くらいから取引が活発になると。
商人
そうです。
だんだん活発になっていき、欧州とニューヨークの時間帯が重なる午後9時から翌午前0時頃がピークとなります。

ニューヨーク時間はプロが参入してくる時間と言われているので、とくに強いトレンドが発生します。

町人
トレンドというのは?
商人
また後ほど詳しく説明しますが、トレンドとは値動きのことです。

つまりニューヨーク市場の時間帯は、値動きが激しく利益は出やすいですが当然損もしやすいので、初心者というよりも玄人向きと言えますね。

ある程度利益を出したいのであれば、最初のうちは欧州時間くらいから始めるのも良いのではないでしょうか。

王様
なるほど。
欧州市場の時間帯なら、仕事が終わって一息ついてからでも、寝るまでの間に取引できそうだから良さそうだな。
家来
ちょうど取引が活発になるという時間帯と重なりますからねぇ。
王様
よし!
初心者向きなのは東京時間だけど、俺たちがFX取引をする時は、まずは欧州時間から始めよう。
商人
ちなみにアメリカやヨーロッパなど、サマータイム(夏時間)が導入されているところは、相場の取引時間が1時間早まるので注意してください。
国名 サマータイム期間
オーストラリア 10月第一日曜日から翌年4月第一日曜日
ニュージーランド 9月最終日曜日から翌年4月第一日曜日
ヨーロッパ各国 3月最終日曜日から10月最終日曜日
アメリカ 3月第二日曜日から11月第一日曜日
商人
ということで、取引時間やその特徴に関する説明は以上となります。

では続けてFXの取引額について説明します

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ビットコインFXの運用を任されるものの、幾度となく暴落に巻き込まれ、証拠金をガッツリ減らすという失態を犯す。「コツコツドカンの巨匠」と揶揄されたことも。ビットコインの値動きが出にくくなったことから、為替のFXに転向することになった。再起できるかどうかが当面の課題。