

よく分からないなぁ。

- 1ドル100円で買い注文を出しました。
- しかし、約定したのは100円2銭でした。
- 取引は、マイナス2pips(ピップス)からスタート。
(1万通貨であれば、マイナス200円の含み損) - この2pips(200円)がスプレッドで、証券会社の利益となる。

まずはスプレッドのpips分を埋めないと利益にはなりません。




ただ、売買手数料は証券会社によって掛かる場合があります。


国内の証券会社は手数料無料のところがほとんどですけど、取引する通貨量など条件によっては掛かる場合もあります。
その時は以下のように両方取られることになります。
売買手数料が掛かる場合(買いのあとに売り注文をする場合)
①1万通貨(1ロット)の買い注文 | スプレッドが2pips(ピップス) | 買手数料が0.5pips |
②1万通貨(1ロット)の売り注文 | スプレッドは掛からない | 売手数料が0.5pips |

つまり、これがドル円の取引なら、1ドル100円で買い注文をした場合、1ドル100円4銭以上になったらようやく含み益が発生するということです。


売買手数料がある場合を説明しましたが、ほとんど手数料は無料です。
また、手数料無料!と宣伝していたとしても、それは売買手数料が無料なだけで、実際はスプレッドが掛かっているというわけです。

だからスプレッドは手数料のようなものだけど、売買手数料とは違うからイコールじゃないというのはそういうことか。







どういうことかと言うと、最初にドル円の取引で、1ドル100円の買い注文が100円2銭で約定した場合はスプレッドが2pips(2銭)と説明しましたが、それが同じ通貨ペアでも証券会社によってスプレッドは変わるわけです。
例えばスプレッドが3pipsの証券会社が多いところ、2pipsであればスプレッドは狭いということになりますし、逆に4pipsなら広いとなります。


あれは、最も狭いと言うくらいだから、スプレッドがそれほど掛かりませんというのを売りにしてたということかな。

スプレッドはたとえ1pips、2pipsの差でも大きいんですよ。
ドル円の取引で、スプレッドが2pipsなら100円3銭以上、3pipsなら100円4銭以上で含み益が出るわけですが、何万通貨も取引するFXでは、この1銭2銭という差でも大きく変わるので。



例えばメジャーな通貨の取引、ドル円やユーロ円が1万通貨でスプレッドが200円なのに、トルコリラ円などのマイナー通貨はスプレッドが1,000円だったりします。

マイナー通貨の方がスプレッドは広いと考えておけば良いの?

そのスプレッドを埋めるのは大変なので、慣れるまではマイナー通貨の取引をしない方が良いかもしれません。


今1トルコリラが何円かすら知らないのに手を出したら痛い目に合いそうですし。

慣れるまではメジャーな通貨のクロス円で取引してみます。


なので、スキャルピングをするのであれば、国内口座の方が良いと思います。


では、スプレッドについてはここまでとして、続けてスキャルピングも含めたトレードスタイルの説明をしましょう。
ざっくりと言えば証券会社の手数料のことですが、手数料とスプレッドはイコールではないので注意してください。