【一口馬主収支報告】ジェードグリーン・騸|カンパニー×ドレスデングリーン(母父:アグネスタキオン)

※写真はクラブ公式より(全ての写真、コメント転載の掲載許可いただいてます)

血統図:ジェードグリーン(Jade Green)

カンパニー ミラクルアドマイヤ トニービン
バレークイーン
ブリリアントベリー ノーザンテースト
クラフティワイフ
ドレスデングリーン アグネスタキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
グリーンポーラ ニジンスキー
アイリッシュヴァリー
  • 所属:キャロットクラブ
  • 関東 栗田徹 厩舎 生産:ノーザンファーム
  • 2014-03-12生(母10歳時産)・鹿毛
  • 募集総額:1,400万円 出資額:35,000円(1口)
  • 馬名の由来:Jade Green(英語) 翡翠色。母名より連想
  • 出資者:王様

出資理由

王様
ジェードグリーンはキャロット入会時(2015年11月)に残っていた馬の中から選んだ1頭なんだけど、今(2018年2月)となっては一番思い入れの強い馬かもしれない。
家来
ノーザンファーム天栄に実際に会いに行ってますしね。
王様
それもあるけど、やっぱり初出資馬で能力を感じさせてくれたってのが大きいかな。

最初は父カンパニーの産駒でノーザンファーム産というところに魅力を感じた程度で出資を決めたんだけどね。

家来
そのカンパニーですが、超晩成で8歳時になっていきなり確変モードに入り、G1を2勝したのには私もビックリした記憶があります。
王様
ちなみに王様はカンパニーの8歳夏急上昇を信じきれず、馬券で痛い思いをしております(笑)。
だって8歳馬がいきなり毎日王冠→天皇賞(秋)→マイルCSを3連勝するなんて思わないよね普通。

逆にあの急上昇が強く印象に残っているので、長い活躍を見込めるんじゃないかという思いもあって出資を決めた1頭なんだ。

元々トニービン系は好きだし、この馬がトニービン→ミラクルアドマイヤ→カンパニーという父系をつなげてくれたらいいなぁという淡い期待込み。

家来
ここでも王様の血統好きが炸裂しております(笑)。
王様
その後父カンパニーは2015年秋に熊本に移動してしまったので、さすがに熊本から一発逆転で超大物を出せるとは考えづらいだろう。

やはりジェードグリーンにかかる期待はでかかったんだけど、気性的な理由から騸馬(去勢)になってしまい、残念ながらジェードくんがカンパニーの父系を繋ぐという夢は潰えることになってしまったんだ。

 

ジェードグリーン・過去の成績一覧

日付
/レース
レース名(格)
/距離(状態)
頭数・人気
/着順
タイム(着差)
/3F
騎手
/斤量
2019/6/22
函館10R
湯川特別(1勝クラス)
芝2,000m(稍)
9頭・7人気
8着
2:03.6(1.7)
38.2秒・460(-4)
石川
57kg
2019/4/13
福島12R
飯盛山特別(500万下)
芝2,000m(良)
12頭・3人気
7着
2:01.7(1.8)
37.6秒・464(-2)
丸山元気
57kg
2019/2/9
小倉8R
4歳上500万下
芝1,800m(稍)
16頭・5人気
10着
1:49.4(1.2)
36.2秒・466(+2)
横山武
56kg
2018/11/17
福島8R
3歳上500万下
芝1,800m(良)
15頭・7人気
2着
1.47.3(0.2)
35.4秒・464(0)
荻野極
56kg
2018/4/1
中山8R
4歳上500万下
芝2,000m(良)
13頭・4人気
6着
2.02.0(0.8)
35.4秒・464(-8)
柴山
57kg
2018/2/4
東京7R
4歳上500万下
芝1,800m(稍)
16頭・3人気
13着
1.49.8(1.7)
35.1秒・472(+12)
石橋脩
56kg
2017/10/28
新潟8R
3歳上500万下
芝2,000m(良)
14頭・1人気
6着
2.01.2(0.3)
34.0秒・460(0)
杉原
55kg
2017/10/15
新潟8R
3歳上500万下
芝2,000m(良)
18頭・2人気
2着
1.59.2(0.2)
33.7秒・460(+2)
吉田隼
55kg
2017/8/27
新潟6R
3歳上500万下
芝1,800m(良)
18頭・1人気
3着
1.46.5(0.3)
33.8秒・458(-10)
石橋脩
54kg
2017/6/11
東京8R
3歳上500万下
芝1,800m(良)
11頭・1人気
3着
1.47.3(0.5)
34.7秒・468(+6)
石橋脩
54kg
2016/10/29
京都9R
萩S(OP)
芝1,800m(良)
9頭・2人気
3着
1.48.0(0.6)
34.3秒・462(+4)
ムーア
55kg
2016/8/13
新潟2R
2歳未勝利
芝1,800m(良)
13頭・1人気
1着
1.48.0(0.0)
33.8秒・458(-6)
石橋脩
57kg
2016/7/24
新潟2R
2歳新馬
芝2,000m(良)
13頭・6人気
2着
2.03.3(0.0)
36.0秒・464(初)
石橋脩
57kg

 

累計収支と回収率

出資額は毎月の維持出資金を含めた全ての金額を記載、配当額は進上金、クラブ手数料、源泉所得税、消費税など全ての経費を引いた”手取り額”を記載して、本当の収支を明らかにします(2018年10月分まで)。

※スマホでご覧の方は横スクロールできます。

日付 出資金額 分配金額 収支
2017年12月まで 68,570円 41,741円 -26,829円
2018年1月~12月 15,825円 14,458円 -1,367円
2019年1月 932円 0円 -932円
2019年2月 2,100円 1,090円 -1,010円
2019年3月 783円 659円 -124円
2019年4月 2,147円 2,445円 298円
2019年5月 1,157円 0円 -1,157円
合計 91,514円 60,393円 -31,121円
回収率 65.99%

 

近況など(更新順)

2019/6/22:気性面から来る苦しさが最後まで解消されず8着、引退へ…

ジェードグリーン20190622

※写真はクラブ公式より

 

王様
この際レースぶりが云々というのはもうどうでもいいんだけど、王様としてもたいへん思い入れのあるジェードくんが残念ながら引退することになってしまった…。

去勢の是非など賛否両論あったけど、陣営はなんとか結果を出すために精一杯の努力をしてくれたと信じたい。

萩Sでムーアジョッキーを背に3着したときは将来重賞のひとつでも取れるんじゃないかと期待したし、王国のみんなで天栄に見学行ったときはとにかく去勢が良い方向にいってくれるよう祈りながらジェードくんに話しかけた。

今後は地方競馬に移籍ということになるけど、元気に走る姿見せてくれることを祈るばかりだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

陣営コメント

石川騎手:
「レースで初めて乗せていただくので、これまでと今回とで比較することはできないのですが、稽古とレースとでの雰囲気の差は良い意味でありませんでした。前回は競馬へ向かうにつれて苦しさを出していたと言うことだったので、その話から考えると問題のない精神状態で向かえたように思います。

レースですが、前半の走りは良かったのですが向こう正面あたりから内にモタれていました。酷いレベルではないものの苦しいのかずっと左ハミだけ取って右に右に行く感じでしたね。

雨によって湿った馬場になりましたが、フォームを大きく乱すわけでもありませんでした。ノメるわけでもないし、函館の馬場はむしろ合いそうと感じていたのですが…。好走したときのイメージで攻めてみたのですが、思うような走りをさせてあげられず申し訳ありません」

 

栗田徹師:
「小倉の時は思うようなパフォーマンスを発揮できませんでしたが、もう一回滞在を試したい、何とかメンタルケアできる形でトライすることでこの馬の力を引き出したい、と考えて函館へ向かわせていただきました。その結果、前回とは異なり良い精神状態でレースへ向かうことができていました。

右への張り対策として継続して片方にだけチークピーシーズを着けて送り出したのですが、前半は良いものの、後半はモタれて内へ内へと前進し難い格好を見せてしまいました…。ジョッキーはそのあたりをフォローしながら勝負に行ってくれたものの、やはり苦しさまではなかなかフォローできず、直線では踏ん張れずに後退してしまいました。

前回のように今回も精神的なものが全面に出てしまったとするならばまた何かしらの対応をしなければいけないと思うのですが、今回は悪くない精神状態で向かえたはずなので肉体的な苦しさゆえに走れていないのではないかとも思えます。以前トモを傷めて以降、継続的にケアしながら使ってきたのですが、この馬らしいパフォーマンスを発揮することができなくなっているのは否めません

それでも前回、今回と一時よりは良くて若い頃の感じに近づけられているという手応えを得られていたのですが…。期待をかけている馬なのにこの状況となり本当に申し訳ございません」

 

2019/4/13:得意の福島で巻き返しを期して出走するも、レース前の消耗が響き7着。

ジェードグリーン20190413

※写真はクラブ公式より

陣営コメント

丸山騎手:
「レースで消耗するほどかかるようなところはなく、まずまずの形で入れたと思うのですが、正直に言うと向こう正面へ向かうあたりからあまりいい手応えとは言えない行きっぷりでした

途中から動いていった馬と一緒に行くと辛くなると思ったので、一拍置いて動かしていったんです。いちおう動いてはくれているのですが、じわっと動かしていったにもかかわらず早々に脚色が鈍り出してしまって…。う~ん…初めてレースに乗せてもらっただけあって決めつけることはできませんが、消耗しているのか大人しすぎる印象がありました。右にモタれるだけでなく左にも逃げるようにモタれていましたから、心身のバランスがもっと整って余力ある形でレースへ向かえないとなかなか厳しいのかもしれません。

いいことが言えず申し訳ありません」

 

栗田徹師:
調整段階では状態、雰囲気ともに前回より今回の方が良いと感じていたので、ここで走ってくれないと困ると思っていました

事前に考えていたように今回はチークピーシーズを右側だけ着けてバランスを少しでも整えられるようにしましたし、やれることをやって勝負に臨んだのですが、レースへ向かう前にかなり発汗していましたね…。

元気はおとなし過ぎると言っていましたが、それはレース前に消耗してしまっていると言うことなのだと思います。
何とか気持ちを整えられるようにケアしながらレースへ臨むようにしているのですが、思うようにいかず歯がゆく、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 

2019/2/9:小倉遠征で必勝を期すも10着に惨敗…

ジェードグリーン20190209

※写真はクラブ公式より

 

陣営コメント

横山武騎手:
「馬込みはあまり得意ではないと聞いていましたから、この大外枠は悪くはないと思っていました

道中、3~4コーナーといい感じで進められていましたし、手応えを考えるともっと走れていいはずなのですが、仕掛けてからがスッと反応できませんでしたね。

直線はジリジリながら脚を使ってくれているように能力はある馬なのですが、今日はメンタル面の影響が大きかったのかもしれません
いい競馬ができず申し訳ありませんでした」

 

栗田徹師:
「外枠から揉まれないポジションで運び、いい形で進められたと思ったんですけどね…。
本来ならあそこからもっと脚を使っていいのですが、どうも気持ちの面で難しいところが出てしまったようでした。

お伝えしたとおりこの後はいったん放牧に出させていただき、次走でしっかりと巻き返しを図ります。
今日は申し訳ありませんでした」

 

2018/11/17:7ヶ月半ぶりのレースでトンネル脱出の兆し!2着

※写真はクラブ公式より

家来
去勢明けの2戦は思うような結果を出せずイチから立て直して臨んだ1戦、7ヶ月半の休み明けでしたが2着といきなり好走してくれました
王様
北海道まで戻しての調整し直しだったからね。

中間の陣営コメントでは半信半疑な感じだったけど、力があることを示してくれた。

町人
ジェードをすごい脚で差し切って勝った馬に乗っていたのが藤田菜七子騎手ですよ。

家来は複雑なんじゃないですか?(笑)

家来
いやいや、さすがにここはジェードくんを応援してましたよ(苦笑)。

この中間は同厩である私の出資馬スイートセントと王国馬併せも実現したことですし、どちらも勝ってほしかったんですけどね。

王様
狙ったかのようにどちらも2着という(笑)。
陣営コメント

荻野極騎手:「これまでは中団付近から進めていたようですが、あまり後ろからでは差し切るのが難しいと考えたので、ある程度のポジションを主張していきました

道中は真面目に走っていましたし、感触も悪くなく、実際に直線も頑張って追い上げてくれました。
ただ、今日に関しては相手の決め手が一枚上手でしたね。勝ち切ることができず、申し訳ありませんでした」

栗田徹師:「時間をかけて乗り込んできたので、それなりに態勢が整ってレースへ向かえたと思っていましたが、久々でしたからどこまでやれるか何とも言えないところがあったのは確かです。
しかし、実際は以前より操縦性が上がっていて良い走りができていたと思います。

淀みのない流れで集中力が維持できたことや若手騎手戦ということもありメンバーレベルに恵まれた感もあったのかもしれませんが、内容のある走りができたことは素直に嬉しかったです。
もちろん勝てれば言うことがなかっただけに申し訳なく思いますが、時間をかけて段々と良くなって来ているので、この先も慌てず長い目で見ながら変えていきたいですね。

2着に来て次走への優先出走権を得てくれましたが、久々を走った分だけどうしても心身ともに負担がかかってしまうので、ケアを目的として放牧に出します

今後については未定で、またすぐに使うという可能性もなくはないですが、あくまでも馬の体調を優先して判断させてください」

王様
俺はこの2着が嬉しかったなあ。

なんか色々な思いがこみ上げてきてじ~んときた。

1勝馬がローカルの平場500万下で2着にきただけなのにね(苦笑)。

家来
王様初出資馬のジェードグリーンが復活の兆しを見せてくれたわけですから、嬉しい気持ちはよくわかりますよ。
王様
そうだよね、ジェードグリーンは生涯忘れない馬になるだろうな(笑)。

今度こそ待望の2勝目をあげてくれることを期待してるよ。

2018/4/1:前走よりは進展を見せるも掲示板にも載れず…。

王様
今回は父が入院している病室で観戦という特殊な状況だったんだけど、応援虚しくジェードくんは6着。

家来も応援ツイートしてくれていたし、父も一緒に応援してくれたんだけどね(笑)。

家来
相変わらずパドックはよく見せていたんですけどねぇ。

スタートしてすぐに前につけられたときはやはり気持ちが乗ってきているのかな?と思えたんですが、なんだかチグハグな走りにも見えましたね。

「先生からは気を抜く素振りがあれば吹かすように進めてほしいと言われていました。
実際はブリンカーの効果か真面目過ぎる面もあって、ちょっとハミへの当たりが強く感じました
それでも道中で落ち着くタイミングがあり悪くはなかったのですが、今度はペースが上がり始めると、上体が浮くような感じでなかなかスピードに乗っていかなくて…。
直線では坂を上がったらもう一度脚を使っていますし、決して疲れたとかそういうことはなかったものの、気性面で波が大きいですね…。
結果を考えると、馬の気分に任せてもっと積極的に行った方が良かったのでしょうか…。
上手く力を発揮できれば良かったのですが、申し訳ありませんでした」(柴山騎手)

「前走は去勢の効果かレース前は落ち着いていて良かったと思えたものの、結果を考えると覇気が足らずに大人し過ぎたとも言えますから、今回はブリンカーを着けて臨ませていただきました。
その効果か装鞍の時から気持ちが入っていて、以前のこの馬に良く見られた発汗もありました
度が過ぎるといけませんが、それでも前走とは変化をつけて送り出せましたし、あとは実際にどのような走りをできるかがポイントでした。
ジョッキーの話では前向き過ぎる時と、逆にフワフワして進みっぷりがもうひとつになる時の両方のリアクションがあったようです。
特に勝負どころから終いにかけては気持ちが前に向いていなそうな走りでしたから、決してバテてはいないけど、もうひとつ差を詰めきれませんでしたね…。
前回より良く感じた面はあったものの、まだまだ今後慣らしていく必要はありそうです。
今日はいい結果を出せず申し訳ありませんでした」(栗田徹師)

王様
家来の言う通り、前走より気持ちが乗っていたというのは陣営も感じていたみたいだけど、やはり気持ちのムラが大きい馬なんだろうね。

なんか、だんだん乗り難しくなってきているような…(苦笑)。

家来
こういう馬の場合は鞍上を固定してほしいですよね。

外人ジョッキーで必勝態勢!というよりは、続けて乗ってくれそうな騎手と徐々に課題を解消しながら勝ちを目指してほしいです。

王様
そういうことならやっぱ俺は石橋脩騎手に乗って欲しいなあ。

ジェードの末脚は石橋騎手とのコンビが似合うと思う!

※2018/2/4:東京競馬場にて撮影

2018/2/4(日)東京7R 4歳上500万下〔芝1,800m・16頭〕13着[3人気]

王様
去勢後初出走ということで期待して口取り申し込みまでして現地応援してたんだけどなぁ。
結果はいいところなく13着。
家来
この日はドレークが出走したゆりかもめ賞と同じ日だったので、私も王様と一緒に現地観戦していたのですが、パドックの気配はとても良く見えたんですけどね…。

「馬の雰囲気は良かったです。体が良くなっていてこれならと思えたのですが、返し馬へ行くとぽわんとしていたんですよね。
アレ?と思ったのですが、競馬へ行けば違うだろうとも思ってもいました。
しかし、レースへ行ってももうひとつでしたね…。
流れが落ち着き、ポジションからして勝つまでを求めることは難しくなってしまったのですが、あの形でも少なくとも掲示板に載るだけの力はあるはずです。
しかし、追い出してからもスイッチが切り替わらなくて…。
この馬らしいところが見られませんでした。

う~ん、雰囲気は悪くないと思うのですが…。耳を絞ってやめることはなかったので気の悪さを見せたわけではないのですが、気持ちが入ってくるのに少し時間が必要なのかもしれません。
具合がいいと聞いていたので楽しみにしていたのですが、いい結果を出せず申し訳ありません」(石橋騎手)

「先週は思うようなレースにならず申し訳ありませんでした。
消化不良に見えるレースだったので馬がストレスを抱えているかもしれないと思い、レース後の精神状態もよく観察していたのですがケロッとしているんですよね…。
その様子からして明らかに力を出し切っていないような感じでした。
今まではレース後もビービー鳴いていて苦しい精神状態を表に出すことがあったのですが、イライラするわけでもなく大人しい。
体などを見ると明らかに今回のほうがいい状態でレースへ向かえていたのですが、気持ちがまとまり、走るほうへ向かうようになるには少し時間が必要ということなのかもしれません。
あまりにもぽわんとしたままであれば馬具などで促す対策を考える必要がありますし、そのあたりは今後の状況を見つつ探っていきます。幸い、脚元や馬体に大きな異常はありませんでしたので、本日いったん放牧に出して、心身ともに改めてチェックしてから今後へ向かっていきます」(栗田徹師)

王様
去勢前は必ずレースで脚を使ってくれるところ、追い上げてきてくれるところがジェードくんのいいところだったのにね。
これじゃなんのための去勢だよとまたみんなに言われてしまうんじゃないか?

確かに「去勢明けは消し」という馬券格言もあるくらいだから、今回は人気的にもいわゆる「お客さん」だったのかもしれないんだけど、レース前の雰囲気が良いという発言を散々見ていただけにショック大きいよ。
家来も「かなり良い雰囲気」と言ってくれてたからもう口取り集合場所へ行く気満々で導線の確認までしてたのに(笑)。

とにかく初の二桁着順だし、トンネルに入ってしまわないかが気がかり。
残念としか言いようのない敗戦だった。

去勢手術明け、初出走します。

王様
2018年の初陣は2/4府中芝1,800の500万下になりそう。

「先週に引き続き、今朝も和真を背にしてウッドチップコースに入り、追い切りを行いました。
今回も左右のバランスをよく確認しながら伸ばしてもらいましたが、モタれはなく最後まで余力のある伸びを見せてくれましたね。
動きもそうですが、普段の雰囲気もいいですよ。それに体の張り感は相変わらずいいので、好調を維持できています。(中略)いい状態の時にレースへ向かわせてあげたいので、よほどのことがなければ今週の競馬へ向かわせてください。
当初はルメールに乗ってもらえるように動いていたのですが、残念ながら騎乗停止になってしまいました。
急遽代役を探したところ、この馬のことをよく分かっている脩が空いていたのはラッキーでした。以前との比較もしやすいでしょうから、彼とのコンビで今週向かうつもりです」(栗田徹師)

家来
鞍上ルメールの予定だったんか〜い!って感じですね。
こういうときに限って騎乗停止とはなんたるタイミングの悪さ(苦笑)。
王様
でもバシシュー氏はジェードくんを勝ち上がらせてく、れた主戦ともいえるジョッキーなのでこっちのほうが俺的にはうれしいけど。

※2017/11/24:ノーザンファーム天栄にて撮影

2017年11月 去勢手術

王様
恐れていたことがついに起こってしまった…。

11/1 NF天栄
「レース後、美浦まで戻らずに競馬場から直接こちらへ帰ってきました。
今のところ大きな異常はなさそうですが、どうしても精神面が頼りなく、また肉体的にもドシッと安定しないところがあってパフォーマンスがさがりがちになりますね…。
特に精神的な部分を変えられるように手を打っていかないと同じ状況が続くかなと思えるため、今回のお休み期間で去勢を考えています
最終的にはこの後の馬の状態を見て調教師と改めて話をして決めるつもりですが、以前そういう考えがあってもいいかもと調教師も同調されていましたので、基本はその方向で調整していきます」(天栄担当者)

11/7 NF天栄
体調をよく確認していましたが、問題はなかったので去勢手術を行いました
先週末に処置して安静にしていましたが、今はマシンの運動を少しずつ取り入れています。
しばらくは軽めに留めて、徐々にトレッドミルでの運動、そして騎乗調教へ移行していくことになると思います」(天栄担当者)

11/14 NF天栄
「美浦でも天栄でも、他馬が穏やかに過ごしているところでひとりバタバタしてしまうことが多々見られました。気が休まることがなく、体が苦しくなり、その結果前向きさに欠ける走りになってきていました。
そこで精神的な安定を求めて、馬体の成長をより良いものにできるように、そして人とのコミュニケーションをより取りやすくできるようにと考えて去勢を行うことになりました。術後の患部の状態は今のところ安定しているように映ります。先週はマシン運動のみでしたが、徐々にトレッドミルでの運動も取り入れていこうと考えています」(天栄担当者)

家来
ああ、王様が密かにカンパニーの後継種牡馬になって欲しいと期待していたジェードくんが騸馬に…。
王様
調教師や牧場スタッフさんなど、馬を扱う専門家が決断したことだから去勢をすることは別にいいんだよ。
ジェードグリーンが今後競馬においてより良いパフォーマンスを発揮できるようになってくれることが最高の結果なわけだから。

そもそも500万下でモタモタしているような馬が種牡馬なんてちゃんちゃらおかしいだろと言われてしまったら黙るしかないしね。

だけど、今回の去勢手術に至るまでの流れ、特にキャロットクラブさんの出資会員に対する報告に不備があったことだけは間違いない。

全てが事後報告なのが本当に残念だった。

家来
その辺り、もう少し詳しく聞かせてください。
王様
去勢を考えていますという公式コメントが発表されてから、相当数の出資会員がクラブに問い合わせを入れたみたいなんだけど、回答は「検討中の段階、まだ決定ではない」の一点張りだったらしいんだよね。

だけど結局は時系列的に問い合わせしていた時点ではすでに去勢手術が行われていたことになる。

家来
それはちょっとひどいですね。
出資会員に嘘をついて去勢手術を強行したということじゃないですか。
王様
まあ、規約上会員には方針に口出しできる権利はないから、別にクラブが悪いわけではないんだけどね。
それでも、こういう結果はクラブに対する不信感につながると思う。

この後味の悪さ、復帰後のジェードくんが見違えるように変わっているという結果で吹き飛ばしてもらえることを切に願ってるよ。

2017/10/28(土)新潟8R 3歳上500万下〔芝2,000m・14頭〕6着[1人気]

王様
正直ここは確勝だろうという気持ちで見ていたんだけど、結果は6着。
それでも勝ち馬との着差は0.3秒なので着順ほど負けてるわけではないんだけどね…。
家来
今回は若手騎手限定戦ということで、テン乗りの杉原騎手が鞍上でしたが、道中からもう反応が悪かったというコメントでしたね。

「これだけチャンスのある馬に乗せていただけて本当に嬉しく思っていたのですが、結果を出せなくて悔しいです。申し訳ありません。
稽古の時に少しふわっとするところを見せたので気をつけて乗ったのですが、正直道中の手応えが全くと言って良いほどなかったんです。
前半はまだ良かったのですが、荒れた馬場に脚を取られ始めて、それで段々と手応えがなくなり、勝負どころでは手綱を持っていられなくなり手を動かしていかなければいけなくなりました。直線ではジリジリと伸びてはいて、まわりに馬がいてもそこまで気にせず走ってくれたのですが…。」(杉原騎手)

「今日は東京競馬場に臨場しているので直接見聞きできていないのですが、結果的には直線でもう少しオープンなスペースでノビノビ追えていたら良かったかなとは感じました。
ジョッキーの話ではまわりの影響はそこまでなく、むしろ直線へ向くまでの手応えが怪しかったようですが、気性的にちょっとしたことが結果に響きやすいタイプでもありますからね…。
今回こそはと考えていただけに申し訳ありませんでした。この後は輸送の負担を減らすために直接天栄へ放牧に出すことを考えていますが、現地では先にも挙げた気性面に関して改善できないか探っていきたいです」(栗田徹師)

王様
この後天栄でどのように立て直す予定なのか、栗田師の発言が不気味。
去勢だけはやめてくれ~という話がネット上では噴出してるけど、それは俺も同じ気持ち。
家来
ただ、これだけもどかしいレースが続いてしまうと陣営としても何か手を打たないと、という気持ちになりますよね。
王様
今回は休み明け好走後の中1週っていう典型的な二走ボケパターンじゃないか!
前走まではなかなか間を詰めて使えないと嘆いてたけど、続戦させるならさせるでもうちょっと間空けて使ってくれよ~っていうね(笑)。

2017/10/15(日)新潟8R 3歳上500万下〔芝2,000m・18頭〕2着[2人気]

王様
ジェードくん、ほんとにもどかしい!
家来
公式コメントによると、「跨った感じはいい部分もそうでない部分でも牝馬らしいところがある。」という吉田隼人Jによる謎の女子コメントもありました。
王様
そこについてはやっぱ繊細なんだなと思った程度だったけど、肝心の結果は今回も後方からレースを運び上がり最速の脚を繰り出すも2着まで。

「ゲートの出自体は決して悪くなかったのですが、その後にハミをとってくれずに扶助しながらの追走になりました。
直線では勝ち馬が外に動いた影響で少し弾かれるようなことはあったものの、そこで怯むようなことはなく、また、モタれを見せずに脚を使ってくれました。
それだけに後は結果を出すだけでしたが、勝ち馬はいいポジションでスムーズに運べていましたからね…。結果を出せず申し訳ありませんでした」(吉田隼騎手)

「悪くない状態で送り出せたかなと思っていました。
稽古の感触からチークピーシーズの効果はありそうでしたから、ここ数戦で見せていた課題をうまくフォローし、勝ち切るまで行ってほしいと期待したんですけどね…。
直線では前の馬がふらふらして、終始ストレスのかかる競馬になってしまったのかなと思います。
外をのびのびと走れるほうがいいのでしょうが、外を回しすぎると最後に足りなくなる可能性もありますから、難しいですね…。歯がゆい限りです。
馬体を減らさずに臨めましたが、続けて使うと苦しくなる可能性のある馬なので放牧に出す公算が高いのですが、今日は東京に臨場しているのでまずはレース後の様子をよく見て決めたいと思います」(栗田徹師)

家来
ツイッターやnetkeiba掲示板でも指摘されていましたが、続けて使えないところがやはり弱点なのでしょうか?
王様
新馬→未勝利は中2週で出走してキッチリ勝ち切ることができたわけだし、なんとか続戦ができればまた変わってくるかもしれないんだけどね。

ただ、そこはいつも馬に接している厩舎関係者が最良の道を判断することなので…。
力があることは明らかなので、今年中にもう一つ勝ってくれれば最高なんだけどな。

8/27(日)新潟6R 3歳上500万下〔芝1,800m・18頭〕3着[1人気]

王様
いやあ、なかなか勝たせてくれないね…。
今回は7ヶ月半の休み明けを叩いての正直確勝を期した戦いだったと思うんだけど、大外からよく伸びるも3着まで。
家来
直線は、前走よりはマシでしたがまだフラフラと走っていて、やっぱり幼さが抜け切れていない印象を受けました。

「跨がってからも落ち着いているように感じたのでゲートを出てからそれなりには促して行きましたが、内の馬たちの方が速く外を回ることになりそうだったので、無理には追い掛けず勝ち馬の後ろに付けました。
理想は勝ち馬の位置、つまりもう1列前ではあったものの、途中までのリズムは悪くありませんでした。
ただし、最終コーナーで内がゴチャついた弾みで煽りを受け、外に振られてしまいました。直線では脚を使ってくれただけに、今日は位置取りの差が大きく響いてしまいました。
勝たなければいけなかっただけに、申し訳ありませんでした」(石橋騎手)

「前走比で大きく馬体を減らしていたものの、今回は天栄でそれなりに乗っていたこともあり、帰厩時からムダのない造りでした。数値自体はトレセンで量った時から極端に減ってなかったですから、決して輸送が響いていた訳ではありませんでした。
また、発汗に関しては他馬と比較すると目立ったものの、元々汗をかきやすいタイプですし、ジョッキーが跨がってからも落ち着いていたように精神面も決して悪くなかったですよ。
あとは肝心のレースですが、今日は位置取りの差に尽きます。
スタート後の攻防でせめてもう1列前を確保してくれていたら良かったけどそうはならず、コーナーでは他馬の動きで外に弾かれて余計に前から離されてしまいました。直線ではムチを入れるたびにふらふらしていましたが、それでも念のために着けた右側のチークも効いたのか前走のように大きく右へモタれることはなく脚を使っているだけに、もう少し前でスムーズに運べていたらと思うと悔しいです。
ここはキッチリと決めたかっただけに申し訳ありませんでした」(栗田徹師)

王様
そう、ここは負けられない1戦だったはずなのでなんとかしてほしかったなぁというのが本音なんだけど、まあこれも競馬。
そして、ジョッキー調教師ともに敗因がはっきりしていて負けたことが悔しいということを言ってくれているだけに、今後にまた期待を持たせてくれる内容だったんじゃないかなーと。
家来
これでジェードグリーンは5戦全て3着以内、抜群の安定感を誇っています。
王様
晩成血統あるあるで本格化前は煮え切らないレースを続けるというのがあるのかもしれないね。
…いやそうであってほしい(笑)。

参考リンク

ジェードグリーン – クラブ馬情報 :: 一口馬主DB
ジェードグリーン | 競走馬データ – netkeiba.com