【商人のFX講座・取引編2】通貨ペアや証拠金について説明します

商人
通貨ペアについて説明します。

FX取引は通貨を交換するイメージだと分かりやすいと基礎編でお話させていただきました。

町人
自分の持っている円を米ドルに交換してください。
そして米ドルをまた円に交換してください、ということでしたね。
商人
そうです。

で、メジャーな通貨は三大通貨の米ドル、ユーロ、円に加えてイギリスのポンドなど、マイナー通貨は南アフリカランドやトルコリラなど、取り扱っている通貨はさまざまで証券会社ごとに異なります。

そして、それらの通貨の掛け合わせを通貨ペアと言います。

家来
例えばどのような通貨ペアがあるんですか?
商人
一般的には以下の通貨ペアを覚えていただければと思います。
クロス円 円が絡む通貨ペアのこと ドル円やユーロ円など
ドルストレート 米ドルが絡む通貨ペアのこと ユーロドルやポンドドルなど
王様
クロス円とかドルストレートとかそれぞれ呼び名があるのかぁ。
しっかりと覚えておこう。
家来
ちなみに取引には証拠金が必要ということですけど、ドル円に続けてユーロドルも取引しようと思ったら、また証拠金が必要になるんですか?
商人
新しく必要となります。
なので、その分を用意しなければなりません。
町人
例えばドル円の取引中に、ユーロドルの取引を開始することはできるんですか?
商人
できますよ。

保有通貨量や通貨ペアによって証拠金は変わりますが、その分の資金があれば複数の通貨ペアを並行して取引することは可能です。

王様
資金力がものを言うわけか。
商人
そうですね。

ただ、決済すればその証拠金は戻ります。

例えばドル円とユーロドルそれぞれ証拠金5万円で取引していた場合、ドル円を決済したらその分の5万円は戻り、証拠金はユーロドルの5万円のみとなります。

王様
なるほどね。

でも証拠金とか通貨ペアというのは、実際に始めてみないことにはなかなかピンと来ないかも。

商人
習うより慣れよだとは思います。
家来
株や投資信託でも実践してみて初めて理解することとかありますから…。

では実際に取引するとして、初心者に向くような最初に手を出すならこの通貨ペアとかってありますか?

商人
それでしたら、親しみがあるという点でもクロス円はやりやすいでしょうか。

またドルストレート、米ドルの通貨ペアは世界的に取引されているので値動きが出やすいのでやりやすいと思います。

町人
他のメジャーな通貨、ユーロやポンドとかはどうなんですか?
商人
ユーロもメジャーな通貨なので初心者の方にもやりやすいですが、ただポンドは注意が必要です。
王様
注意!?
ポンドもメジャーな通貨なんじゃないの?

商人
そうなんですが、ポンドはメジャーの中でも値動きが大きい通貨なので、基本的には玄人向きで素人は手を出さない方が良いです。
家来
値動きが大きいというのはどのくらい動くものなんでしょうか?
商人
1日で100から200pips(ピップス)動きます。
王様
ピップスって何なの?
商人
では通貨ペアについてはここまでとしまして、続けてpips(ピップス)の説明に移ります。

ABOUTこの記事をかいた人

ビットコインFXの運用を任されるものの、幾度となく暴落に巻き込まれ、証拠金をガッツリ減らすという失態を犯す。「コツコツドカンの巨匠」と揶揄されたことも。ビットコインの値動きが出にくくなったことから、為替のFXに転向することになった。再起できるかどうかが当面の課題。