



ただ僕の選んだ本は少し難しかったですが…。

ただ、以前読んだ本と違う株式投資法ではあるものの、共通するところが多くてとても勉強になりました。

俺も1冊読んだので後ほど報告します。
ではまず町人の課題図書の報告からお願いします。
目次
町人が読んだ課題図書、坂本慎太郎(著)『朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術』




とくに教科書のようなものはなく、受講生ごとにカスタマイズされた指導が受けられるようです。
トレード環境を整えたスクールで対面指導する日本で唯一の株式スクールをウリにしています。

どのような方なんですか?



株のほかにも債券や為替、コモディティなど担当が分かれています。






まず板というのは、気配値とも言って、各銘柄の売買の注文状況を示しています。
詳しくは後ほど『町人のSolution room』で画像付きで説明しますが、まずは簡単な表で説明します。
気配(サンプル) | ||
売気配 | 価格 | 買気配 |
---|---|---|
10,700 | 6,160.0 | |
100 | 6,154.0 | |
6,150.0 | 3,400 | |
6,149.0 | 1,000 |


表を見ると、現在6,150円で3,400株の買い注文が、6,160円で10,700株の売り注文が出されていると分かるわけです。
あくまで注文なので、この板に表示されているものは、まだ約定していません。



なので、そのような良い板、強い板の銘柄を探して購入します。


【町人のSolution room】板読み投資術、買い板が厚いって何?
画像はマネックス証券のもので(2017年8月30日現在のトヨタ自動車の板)、気配と書かれた赤く囲った部分が板です。
株を購入する際、買いたい人は1円でも安く、売りたい人は1円でも高く売りたいと思っています。
なので、基本的には画像のように、買い気配は板の下方に、売り気配は板の上方に並びます。

画像の買い気配を合計すると1,294,300株で、売り気配の合計は2,872,100株です。
合計株数を比較すると、売り注文の方が約160万株ほど多いのが分かります。
買い板が厚い | 買い注文の株数が多く、売り注文が少ない |
---|---|
買い板が薄い | 買い注文の株数が少なく、売り注文が多い |

買い板が薄い場合、株価は今後どのような動きになると予測できるの?
株価は「需要」と「供給」によって決まります。
簡単にいえば綱引きでしょうか。
買いの「需要」が多ければ値上がりの方へ、売りの「供給」が多ければ値下がりの方へと引っ張られます。
よって、画像の場合は買い板が薄く売りの「供給」の方が強いので、株価は値下がりしていくと予測できるわけです。

だから、この後値上がりしていくと予想できる買い板が厚い銘柄を探すと。

なので、チャートのローソク足が…移動平均線が…というような知識がなくても、板さえ読めれば問題ないというのが坂本さんの考えです。

板を読むだけで良いとか、いろいろな投資法があるんですね。
で、買い板が厚い銘柄を探す理由は分かりました。
では朝9時10分までに儲けるとはどういうことですか?

その営業開始から9時10分までの間、この10分間に少しでも値上がりする銘柄を狙って儲けようというのが坂本さんの投資法です。


朝9時までに良い板の銘柄を探す、準備の時間が必要です。



その1時間でいくつかの銘柄を見て確認しておくと。




20分で200銘柄だから…1分で10銘柄。
絶対に間に合わないですよ。(苦笑)


ということは…4、5秒で1銘柄チェック…って想像できません。
それほど早くチェックできるようになるには、何か月いや何年掛かるんだろう。

では実際に15分で200銘柄を一巡できるようになったとして、3回ずつチェックしました。
そうすると、8時45分頃には終われるけど、営業時間までの残りの15分は何をするの?
どうしても8時45分までに終わらせたい理由があるとか?

なので、3巡している間に良さそうな板をチェックしておいて、ここで最終的に精査して3~5銘柄に絞ります。





ただ、発注する際には2つ注意点があります。

【町人のSolution room】板読み投資術、発注時の2つの注意点とその理由とは
板読み投資術の発注時の注意点に関して、その理由もあわせて説明します。
まずは2つの注意点です。
2.指値は確実に買える価格で
まず指値で発注する理由はリスク回避のためです。
万が一誤発注をした際でも、指値であれば被害を最小限に抑えられるからです。
注文は指値よりも成行が優先され、優先順位は以下となります。
- 成行注文
- 呼び値の低い売り注文、呼び値の高い買い注文
- 呼び値の高い売り注文、呼び値の低い買い注文
そのため、発注株数の桁数を大きく間違えて成行注文をした場合、すぐに約定してしまうかもしれません。
また、想定より安く約定する可能性もあります。
なので、確実に買える価格を指値で発注するというわけです。


ですから、買い気配が1,000円であれば1,001円、500円なら501円のように、もちろん1円である必要はありませんが、気配よりすこし高い価格であれば買える確率は高くなります。




ただし最低でも朝9時10分までには利益を確定してください。


10分しかないからタイミングとか難しそうですけど。





でも、深追いしないというのが板読み投資術です。

なるほど、ホームランよりヒットを何本も打って資金を増やしていくイメージなのか。
でももし予想が外れて、売り板の株数がどんどん増えてきてしまったらどうするんですか?

先ほどの例の501円で買えた場合、501円の同値で売却できれば上等、少なくとも500円程度で売却したいとのことです。


なので、株価が上がりそうな、板読み投資術に該当する銘柄がなかったり、予想が外れて売り板の株数が増えてきたりしたら、朝9時10分よりも早く終了させることになります。




売買する時間はバタバタするかもしれないですけど。

普段は仕事だから日中のトレードは無理だと諦めている人でも、この朝9時10分までの投資術なら朝の隙間時間でできるので。
ただ最初のうちは、売買する時間は10分でも、該当する良い銘柄を探すのが一番難しいので、慣れるまでは大変かもしれません。
リスクを負える人と負えない人、トレーダーの資質が上なのは?





勝率100%の方が圧倒的に良く思えますけど。

勝率50%の人 | Aの銘柄:プラス100万円 | Bの銘柄:マイナス50万円 |
---|---|---|
勝率100%の人 | Cの銘柄:プラス40万円 | Dの銘柄:プラス10万円 |

でも勝率50%の人は、一つの銘柄が100万円の利益を出しているのでトレーダーの資質は上と判断できます。

勝率50%を目指す人はリスクを負える分、リターンも増やせる可能性があるということか。

勝率100%を目指す人の場合、少しでもマイナスになったらすぐに止めたいとなるでしょうし、なかなかリスクを負えないので40万円を100万円とかに増やすとかは容易ではないと思います。


この朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術であれば、終わりの時間が決められてますから、熱くなる前に終われるので自分でも大丈夫だと思っています。



やってみたら?


王国の財政を立て直すには、そろそろリスクを負っていく必要もあるからね。
ただ俺も町人と同じタイプだから、熱くなり過ぎないように十分気を付けないと。

ただまずはしっかりとした準備をして、改めて資金に関しては相談ということでお願いします。
私からの報告は以上となります。

では町人にはその準備を進めてもらいましょう。
続いて家来の報告をお願いします。
家来が読んだ課題図書、藤本誠之(著)『難しいことは嫌いでズボラでも株で儲け続けるたった一つの方法』







ざっくりと言えば投資のプロって、これは前回の会議で町人から聞いたばかりだったな。

アナリストレポートや月次レポートは参考になるのでという話をしました。


で、その株のプロである藤本さんが言う株で儲けるための方法というのは?



気になった社長の企業の公式サイトをときどき眺めてやりたい時だけやる、という楽して儲けるスタンスです。






「社会貢献します」や「未来に向かって羽ばたく企業に」の定型文のような企業が多いなか、「おっ!」と思わせてくれるようなあいさつ文かどうか注目してください。
次にチェックするのは、公式サイトの更新頻度です。


なかには、社長のあいさつ文の冒頭に「○年に起きた豪雨被害により…」のような文言を載せたままであったり、古い情報のまま何年も公式サイトが放置されている企業があるそうです。


次にチェックするポイントは、社長の顔写真とポーズです。

大抵笑顔で同じようなポーズなんじゃないの?




そんなことはないと思うけどね。

業績が落ちても、社長を信頼する社員が多くて、社内の雰囲気が良ければ、その分立ち直る可能性が高まります。

今度写真を撮ってもらうときには俺も気を付けないとな。


ただいずれにしても、チャートを見て株価を確認したり、四季報を見たりといったこともなく、専門的な知識がまったくいらないので、楽して儲けるというのがよく分かる内容でした。


で、社長や公式サイトを確認して良さそうな企業を見つけた後はどうすれば良いんですか?

あまり注目されてなければライバルの投資家が少ないですし、伸びシロも十分にあるので時価総額の小さい企業をすすめています。


結局証券アナリストが調査分析するようなところは大企業が多いですから、そうすると機関投資家や外国人投資家などの投資のプロとかも手を出してくる銘柄になります。
私たちのような投資の初心者は、投資のプロを相手にしたらなかなか勝てません。
なので、そのような相手の少ない時価総額の小さな企業を狙うんです。


実は、機関投資家などは時価総額の小さい株を買いたくても買えないという事情があります。


そのほとんどが時価総額の小さい小型株には投資できない決まりがあるんです。

【家来のMore detail room】機関投資家が時価総額の小さい株を買いたくても買えない事情について説明いたします
機関投資家は大きなお金を動かさなければなりません。
しかし、時価総額の小さい銘柄を多額の金額で購入すると、自らの買い注文で株価を上昇させてしまいます。
運用金額が数百億円、数千億円というようなファンドだと、1、2億円程度の投資では運用成績に影響はありません。
なので、パフォーマンスが上がらないという理由からも、小型株には投資自体しないんです。
また、時価総額が300億円から500億円の企業に対しても、機関投資家によっては投資範囲が決められていたりします。
よって、どんなに良い会社で成長が見込めると分かっていても、買えないケースがあります。
ほかには5%ルールが関係しています。

時価総額の5%投資した場合、内閣総理大臣宛に「大量保有報告書」の提出義務が発生するというルールです。
例として時価総額が40億円の企業で説明します。
時価総額の5%ということなので、2億円を投資すると5%ルールが適用されます。
この5%ルールが適用されると、先述した大量保有報告書の提出はもちろん、金融庁のサイトで発表されてしまいます。
なので、その企業に大金を投資したことが他の投資家にバレてしまうんです。
さらに、5%以上の株主となったら、その1%以上の株を売買する際に、都度「変更報告書」での報告が義務となります。
このように大変面倒なことから、機関投資家は時価総額の小さい株には手を出したくても出さないというわけです。

だから小型株は必然的にライバルが少なくなるというわけか。

この小型株を狙うという点は、以前戦略会議でも紹介した、吉川英一さんの『低位株待ち伏せ投資――10万円から始める毎年5割高ねらいの株式投資法!』にも同じようなことが書いてありますし、他の本や情報誌でも目にします。
アプローチ方法や、銘柄の絞り方はさまざまですが、まとめるとこんな感じです。

投資のプロが集まる東証一部は避けて、素人がまぎれているジャスダックやマザーズで勝負しようというような。

なので、私も当然初心者ですから、まずは草野球で勝負できるように頑張ろうと思っています。


ですので、藤本誠之さんの本と吉川英一さんの低位株待ち伏せ投資の本とを総合して、時価総額の小さい企業の低位株の購入を検討しています。


町人の報告でもありましたが、私はリスクを負えない勝率100%を目指すタイプなので、絞り込みにはかなり慎重になっています。

王国の全員が同じタイプだったら、それこそリスクの分散にならないからね。

あと現在IPOのロックアップについて調査していますが、こちらも次回の戦略会議までにはまとめて報告できるように進めます。
ということで私からの報告は以上です。

ロックアップとは初めて聞く言葉だけど、これは次回の戦略会議での報告を待ちましょう。
王様が読んだ課題図書、村上世彰(著)『生涯投資家』

俺が読んだのは、村上世彰さんが書いた『生涯投資家』という本です。


インサイダー疑惑で逮捕されて最高裁で有罪が確定したっていう、村上ファンドの代表者だね。
大学卒業後は今の経済産業省、当時は通商産業省で16年間働いていたんだけど、独立して村上ファンドを立ち上げたんだ。

いろんな企業に投資しまくって好き勝手している感じでした。



だから色々な企業に投資するために村上ファンドを立ち上げて、何百億円とお金を集めていたというわけ。

全然知りませんでした。
でもなぜ会社を変えようとしていたんですか?

【王様のKindest room】村上世彰氏が何で会社を変えようとしていたのか説明しよう!
「国内の上場企業の経営陣は、何のために株式を上場しているのか分かっていない人が多いので腐っている」というのが村上世彰さんの考えなんだ。
【株式を上場する企業】
株式を上場します! |
↓ |
自分の会社に投資してください! |
↓ |
集めたお金はこのように使います。 |
↓ |
利益はこれぐらい出ます。 |
↓ |
株主の皆様に還元します! |
本来はこのようなサイクルがあるはずなのに、国内で上場している企業のほとんどで行われていないんだ。
例えば、昔から上場しているんだけど株価はずっと1,000円のままで配当がまったくない状態の会社があるとしよう。
株価は上がらないし配当もないから株主は何も得しないよね。
これがアメリカの会社なら、株主総会で「何で配当がないんだ!」「利益を出せ!」と文句を言われるんだけど、国内の企業はそういうことがないんだ。

それは、取り引き先の銀行や企業、友人知人で株を持ち合っているところが多いからだよ。
【国内の形式的な株主総会の流れ】
- 会社に委任状が届く
- 取締役会議を一応行う
- 来年はこのようなことをやりましょう
- 委任状がありますから異議なしということで
- 来年もがんばりましょう
これでは株主に対して何かしなければというのもないだろうし、結果、会社が持つ純資産の方が時価総額よりも多いという会社が多くなっているわけ。
なので、経営陣に対して会社が本来あるべき姿とは何かを追求させるために、ステータスとして上場しているくらいなら、上場廃止したらどうですか?それで株主に還元するなどした方がいっそのこと良くないですか?と、上場企業を正そうと村上さんは立ち上がったということなんだね。
「もの言う株主」として注目されたのはこのような経緯があったからだよ。

ちょっとイメージが違って驚きました。

形式的とはいえせっかく静かに株主総会を行っていたのに、急に大株主となって波風を立てられてしまったら…。
余計なお世話って感じでしょうし。



この本は、その「もの言う株主」としての闘いの記録がいろいろ書かれててとても面白かったよ。
まぁ、目の前の投資に何か役に立つのかというとよく分からないけど、何を持って投資先を決めるのかという基準であるとか、投資家の考え方というのが分かるので参考になる部分は多かったね。
王様が始めようとしているビットコインFXとは





なかなか1ビットコイン30万円以上にならないんだよ…という話は聞いてましたが。


で確認したら36万円くらいになっていて…。
だから慌てて手放したってわけ。





でも、2か月近く持っていて1万円ほどのプラスってどうなんだろうと思ったんだ。
定期預金や債券に比べれば良いし、堅実に増やしていくことも大事だけど、王国としてはもっと早いサイクルで利益を出していきたいわけでしょ。
だから、堅実に時間を掛けて増やしていくのは家来に任せて、俺は別の資産運用をしようと思ってるんだ。

で、その別の資産運用というのが…。







で、実は10万円分のビットコインを売却した後、1ビットコインが46万円くらいの時に新たに0.2ビットコインを購入したんだ。
だから、もう少し価格が上昇したら売却して、その売却で得た15万円位をそのままビットコインFXで資産運用しようと考えてます。

1ビットコインを普通に取り引きしても20万円のプラスだけど、最大15倍のレバレッジをかけていたら300万円の利益が出ていたと。
もの凄い破壊力ですよ。

もちろん逆の損失も覚悟の上で取り引きしないいけないけどね。

【王様のKindest room】ビットコインFXで資金を一気に増やす方法を考えてみました
ビットフライヤーで最大のレバレッジ15倍で取り引きしたとして説明しよう。
元手は10万円として、分かりやすいように手数料とかは一旦無視させてもらうよ。
|
このように、口座から入出金を繰り返して取り引き額を増やしていけば、倍々ゲームのように資金を増やしていくことも可能なんだ。
しかも上記の場合、手元には650万円分残しているから、勝負もしやすくなると思うよ。














ということで、次回の戦略会議もよろしくお願いします。
改めてではあるけど、王国の財政再建のために頑張っていこう。
ということで今回もよろしくお願いします。