【第18回戦略会議・株編】立会外分売の申し込みの前にメリット・デメリットを勉強しよう

立会外分売については、企業が行う理由や東証一部に格上げを狙っている可能性があるとか話したんだけど、メリットやデメリットなどもう少し詳しくふれておこうかな。

まず、俺たち投資家にとって立会外分売の最大のメリットといえば、割引価格で安く手に入れられるということだね。

そう、暴落を抑えて株主を増やせられるから、双方にメリットがあると。

次に購入手数料が無料というのもお得かな。

で、安く手に入れられましたと。

そうすると次は、短期間でしかも高い確率で利益を出せるというメリットがあるよね。

そういうこと。

ちなみに2018年1月から2月のマネックス証券の立会外分売を調べてみたら、分売実施日の寄付（よりつき）で売って利益を出せた銘柄は、23銘柄中20銘柄もあったから。

ただ3銘柄がマイナスなのは事実だから、絶対に儲かるわけではないことは頭に入れておかないと。

あとは、東証一部に市場変更する銘柄もあるから、保有し続けていると格上げの情報で株価が急騰すれば、すぐに売った場合よりも大きく儲けられる可能性があることかな。

これは「立会外分売が行われる銘柄が東証一部への格上げの可能性がある理由とは」でも話したけど。

ということで、立会外分売の俺たち投資家のメリットをまとめるとこんな感じ。

もちろんあるよ。

まず一つ目は抽選。

立会外分売は人気が高いから、抽選で配分されるケースがほとんどなんだよね。

だから注文をしても絶対に購入できるわけではないということ。

次に、高い確率で利益を出せるのはメリットと話したけど、大きな利益を出せないのはデメリットかな。

具体例として、マネックス証券でこの3日間（2018年2月26日～2月28日）行われた立会外分売で見てみようか。

例えば『博展』の立会外分売を100株購入したとして、分売実施日の寄付（よりつき）で売った場合、分売価格よりも株価は102円上がっているから、1万円以上の利益が出せたことになるよね。

同じように『ハリマ共和物産』なら2,900円、ほかも利確できる銘柄は2,000円前後なんだけど、大体平均的には単元100株の売買で5千円から1万円くらいの儲けというのが目安みたい。

それに、立会外分売はこのように申し込みの上限があって…。

なかには上限が1万株という銘柄もあるけど、100株では余程のことがないと大儲けはできないよね。

ということで、デメリットをまとめるとこんな感じ。

あとは立会外分売の実施後は株価が下がる可能性があるから注意しておこう。

抽選に当たった時はもちろんなんだけど、立会外分売が実施されること自体知ってないと、高値掴みするかもしれないから。

実際に当たったらどうなったとか、さらに詳しく調べてみたら分かることとか出てくるだろうから、それはまた後日戦略会議で報告するとして、とにかくまずはIPOと同じくどんどん申し込んでいきましょう。